娘は人がとっても大好きです。

今時に珍しく、信号待ちしていると近くにいる奥様に挨拶して話し出したり、買い物中の奥様と話をしていたり・・・社交性がとても高いです。

愛想がよく、昭和の顔だちをしているせいか、いろいろな方から可愛がって頂いていると思っています。

 

しかし、そんな娘にも登校拒否の時期がありました。学校の環境が合わないといい、不登校になったのです。音に過敏になり、防音のヘッドフォンをして登校を試みたこともありました。でも、結局うまく行かず転校して環境を変えました。

最初、新たな学校でもなかなかうまく行かず、様子を見ながら登校させていました。

しかし、あまりに長期の休みが続き、娘を抱えて無理登校させることもありました。(学校に行くのは嫌がるけど、行ったら楽しいと言っていたので)クラスの担任の先生もとても良い方で、学校から家まで近いからと時々家まで迎えに来てくれました。泣いている娘を連れていくのはきつかったですね。正解かわからないまま、とにかく学校生活につなげていました。それに、母子家庭だから仕事に行かないと生活ができなかったのもあったので。

いま振り返っても辛かったですね。胸が痛かったし、周りはひどい親だと思っているだろうなときつかった。

でも、先生方の協力もあり娘は自ら学校へ行くようになりました。

信頼できる先生がいて、校門で出迎えてくれる校長先生に会うのを楽しみに学校へ向かうようになりました。

コロナでオンライン授業や分散登校になり、不安を覚えた時期はありましたが、その後も元気登校しています。友達もたくさんできました。

いろいろあったけど、娘は心を病むことなく、私の事も先生の事の大好きだと言ってくれます。

辛い時期もあったろうけど、人が大好きだった娘は今も人が大好きのままでいてくれてます。

何事もなかったように生活してますが、あの時無理矢理にでもかかわったことが良かったと娘は言ってくれました。娘にとっては一生懸命自分にかかわってくれたことを感謝しているといってくれ、救われた気がします。

最近はゲームに夢中の娘を見て怒ることも多々ありますが、お互い笑顔で「幸せだね!」って言える日々を過ごせてます。

 

子育ては何が正解かわかりません。親も子もお互いが違う考えを持った生き物だから。

喜怒哀楽、たくさんの気持ちを抱えていることを理解し向き合うことが大切だと思います。

違いを知った上で歩み寄ることこそ大事ですよね。

悩みを抱えている方で、この文章が目に留まった方がいらしたら心を少しでも楽にできればと思います。

きっと子育て以外でも言えることでしょうしね!

 

やや重い話だったので・・・娘ちゃんの不思議な表現話をひとつ

 

娘ちゃん「ママ、見てあの人!波平さんみたいにストックと本体がある!

母親  「・・・ん?ストックと本体って何???」

 

娘の話によれば、サザエさんに出てくる波平さんの頭は髪の毛がある部分がストック、髪の毛がない部分が本体だそうです。それに似たおじさんが通っていたらしい。

 

娘ちゃん「波平さんは本体に1本はあったのにね。海平さんは2本あるから強いよね。」

 

娘よ、おじさまの頭をそんな風に見ながら表現しちゃダメよ笑い泣き

でも、よく人の観察をしているし、いろんな人を見るのも話すのも好きなのはいいことです!