土曜日だが、出勤日だった。

仕事では、頭に来ることばかりだが、頑張るしかないと気合いを入れて頑張っていた。

仕事中でメール連絡の確認が遅れたが、父が救急搬送されたという連絡が入った。私に連絡が取れずに、妻から妹には私が仕事中だということも伝わっていたので、救急隊からの連絡を受けた妹が対応した。私は、父と妹を病院に迎えに行く役割を引き受けたので、午後に急遽お休みをいただいた。仕事で迷惑をかけてしまったことが辛い。

父は路線バスに乗って、何らかの会合に向かったようなのだが、終点でバスを降りるときに転んで頭を打ってしまったとのことで、バス会社の方が救急車の手配をしてくださった。申し訳ないことをしてしまった。

病院に行って父を迎えたが、その発言が諸々おかしい。説明しても5分程度でどうして自分が病院にいるのか忘れてしまうようで、何度も訊いてくる。妹によると、頭部のMRI検査を受けたが、一応異常なしだったとのこと。認知症の検査ではないので、それ以外は大丈夫だったよ、ということなのであろう。
帰宅後は、自分が師匠からもらった杖を使うから持ってこいと言われ、家族みんなが困惑した。彼の短歌の師匠であるSS先生がお亡くなりになったのは、私が中学生の頃だったから、かれこれ45年以上前のことである。杖をもらったなどという話は、これまで聞いたこともない。そんな実物は見たことがない。私は、本に掲載されているその杖を写真でなら何度も見たことがある。自然木でありながら持ち手の部分が絶妙に丸まっていて持ちやすい、洒落た杖だった。SS先生の晩年の有名な写真なので、わかる人にはわかる。

彼は、妄想の世界で生きているのかもしれない。我々が杖を使うように説得してもずっと拒否しているのに、今回の事件をきっかけとして突然使う気になったのならそれでよいのだが、適当な介護用杖を「SS先生の杖です」と言って渡しても、すぐに嘘だとわかってしまうだろう。

結局、私は出勤日であったから妻に諸々委ねてあったのに、いつもの土曜日のように私も実家のことをすることになった。妹は、早めに帰ってしまったが、もともと来る予定ではなかったところを病院にかけつけてくれたので仕方がないのかなと。妻は、母を一人にしておけないので、実家にずっとステイしていた。

馴染みのスーパーの食品コーナーは21時までなので、20時には実家を出て帰路についた。いつものことである。私は、21時からのテレビ番組を楽しみにしていたので、せめてその番組くらいは視聴したいなと。

私がとても楽しみにしていたその番組は、「タモリと山中伸弥の#びっくりはてな」で、テーマは「ヒトはなぜ音楽を愛するのか」だった。きっといろいろと思うのだろうが、今回はそのことを記事にする気力はないだろうと思う。そもそも、視聴した全てのテレビ番組をレポートしているわけではないので。

 

今夜の買い物はこちら。少し遅めの時間だったためか、値引きされた総菜の在庫も珍しく少なかったので、総菜を買うのをやめてパスタを食べようかな、と考えた次第。スヌーピーのカップ麺は、かわいいから買っちゃった。

味噌ラーメンは、デザイン違いで2種類あったから、選べなくて両方買った。私らしいと言えばそうだが、お金がもったいない。