中止になるんじゃないかと不安でいっぱいでしたが、結局は雨も降らずに済み、何とか演奏をすることができ、今年も無事に「成田弦まつり」に出演することができました。このような素晴らしい機会を提供してくださる板谷さんには、毎年のことながら心から感謝の念が高まります。

成田弦祭りに長年出演を続けている「花咲薬局オールスターズ」は、とてもいいバンドです。メンバーの出入りはそれなりにありましたが、リーダーの板谷さんを中心として長年継続されているというところに、大きな存在価値を感じます。

と同時に、私にとっては自らの退行変化を自覚する場となっていることも事実です。

昨年の同時期は、私の体調が著しく悪く、継続した心房細動による胸痛が出ている中での強行参加となり、パルスオキシメーターで脈を測りながら、万が一の事態が起こらないようにとビクビク・ヒヤヒヤしながらの演奏となりました。急に体調が悪化して皆さんにご迷惑をかけたくないなあと思いながら、ずっとドキドキしていました。もっとも、ドキドキしているのは、心臓の不調が理由だったのかもしれませんが笑

その際の記録もこのブログに移行され残っていて、探せば読めるはずなのですが、過去記事のテーマ分けが完了していないので日付で記事を探さなくてはならないため面倒になってしまい、それはやめました。記憶が混乱していたら、申し訳ないです。

今かろうじて思い出せるのは、これまではやったことのない失敗を複数してしまったというようなことを書いたような…ということです。長年大切に愛用しているパーツボックスを会場に置き忘れて帰ってしまうなんてことは、これまでには絶対にしたことのない大失敗でした。

楽器以外の物品は、ライブ会場に来た観客から見えない場所にしまっておくのは当然のこととして、その存在をそのまま忘れて帰ってしまうということ自体、私にとってはあり得ないことだったのです。しかも、気がついたのは、おろした機材の整理を始めてしばらく経ってからでした。それが翌日だったのか、当日の夜だったのか、どうしても思い出せません。結果的には、板谷さんのご尽力で何とか回収することができ、感謝しています。

他の参加メンバーは忘れ物に気が付かなかったのかという疑問があるかもしれませんが、置きっぱなしになっているパーツボックスが会場で目に入っても、他の団体とか主催者のスタッフのものではないかと思ってしまうことは当然なので、誰も責めることはできません。つまり、私自身がしっかりとしていなくてはならなかったのに、ボケボケしてしまったのです。

そして今年も…同じような失敗をする寸前でギリギリセーフ、という場面があったので、忘れないように後で記録しておきます。

今回の私は、演奏ではほとんど貢献できませんでした。せめて、機材面ではお役に立ちたいと考えていました。機材の準備や運搬については、最近は特に体調の悪化と体力・知力の低下により諸々自信が無く、今回は藪野さんが全面的にサポートしてくださったので、とても助かりました。しかも、藪野さんの大学生の息子さんも、力仕事のお手伝いをするためにわざわざ来てくださったので、私は多くの人に支えられて生きているのだということを、改めて実感しました。感謝の気持ちでいっぱいです。

それでも、今日の私は以前の自分では信じられないようなミスをたくさんしてしまいました。それらを忘れてしまう前に、しっかりと記録しておくつもりです。自らの言動を俯瞰(ふかん)して振り返ることにより、主観的認知機能低下(認知症の未病の段階)を防ぐことが目的です。ネットで調べて勉強した難しい言葉を書いていますが、簡単に言えば、自分を客観的に見ることができるうちは、まだ大丈夫ですよ、ということなのだろうと理解しています。そのための、このブログでもあるのです。
前振りが長くなりました。さて、今日1日を振り返ってみましょう。テーマ「メモリーまんぼう」の始まりです。

(注)いつものように画像とリンクさせて小見出しと要点を急いで書き込んでおいて、文を徐々に膨らませて記事として仕上げています。当日(昨日)の夜は早めに寝落ちしてしまったので、今は月曜日の早朝です。仕事中に書き込みや修正はしないので、実際の投稿は翌日の月曜日の夕方になりそうです。

(注2)実際に投稿したのは、土曜日になってしまいました。文章があまりにも変なので、何度も直しました。それでも怪しいところは多数あるのですが、ご容赦ください。最近は、だんだんと文章が書けなくなってきました。情けないです。

 

天気予報が悪かったことも理由かもしれませんが、例年と比べると全体的に参道を歩く人もまばらで、今回は演奏中の客も少な目でした。去年までは、客席がかなり埋まっているところに、演奏が始まると更に通行人がどどどっと入ってくるのですが、今年はサッパリでした。ガラガラの客席を見ていると不思議な感覚でした。

私の最初のミスは、藪野さんと裕希さんに、同じ集合時間の連絡をしていたことです。お迎えのルートについても、どちらのお迎えを先にするのか、誰が迎えにいくのか等、指示が混乱していました。朝にそのことに気が付いて、これはどうなっているのかと一生懸命考えて行程や時間を検討して、結局は藪野さんに私のお迎え時間の変更を急にお願いすることになってしまいました。来年に備えて今回のタイムスケジュールを記録しておくつもりですが、そのメモをどこに置いたのかわからなくなってしまいそうです。

次のミスは、機材の件です。毎回、キーボードアンプの出力端子からL*RでDIに接続してもらうのですが、今回はどういうわけかPAさんがその用意をしてくれなくて、私が接続をお願いしたい旨を伝えたら、小型のミキサーをDI代わりに使っていました。私は、様々なトラブルパターンを想定していて、カゴの中にミキサーのフォン出力から直接マルチケーブルの端子に接続ができる専用ケーブルを持っていたのですが、そのことを思いつくことができず、本番直前に突然思い出してPAさんに申し出たのですが、もうセットしてしまったので間に合わないと言われてしまいました。

そもそも、私自身の頭も混乱していて、自分のウクレレやサックスの準備をしているときも私は今何をやっているんだっけという感じで、以前のようにてきぱきとできなかったので、時間がかかってしまい、皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました。演奏開始の時間が遅れてしまったのは、私のせいです。

本番の演奏が始まってみて、DI代わりに接続されていたミキサーを見てみると、メーターがほとんど動いていません。勝手にボリュームを操作することもできず、PAさんが一人しかいなくて本番ステージ中に声をかけての指示もできなかったので、キーボードの外音は劇的に小さかったようです。自前のモニターアンプがあったので何とか演奏ができましたが、確認をしたところ現場スタッフが設置したモニターからも外音用のスピーカーからもキーボードの音がほとんど聞こえていなかったので、自前のモニターが無かったらどうなっていたのかと考えるとぞっとしてしまいます。

昨年のPAは専門の業者という感じで複数の人がテキパキと動いていましたが、今年はたった一人だけで全てを行っているという感じで、事前の音チェックも無く、もしかしたらボランティアの素人さんなのではないかと感じました。予算削減のためなのかなあ、勝手な推測です。PAスタッフさんから真剣さが伝わってこなかったので、残念な気持ちになりました。

最後の最後にやっとサックスの準備をしましたが、風が強かったので不安でいっぱいでした。自分用の譜面台は、何度も風に飛ばされました。そこにサックスがあったらとゾッとしたし、手持ちのサックススタンドに立てておけば、サックス自体が強風で倒れてしまうかもしれません。強風対策は、弦祭り演奏における対策としては欠かせないことです。それでも、例年と比べると風は弱い方だなあと感じましたが、本番演奏中にはすごい突風が吹いて、ピンチが何度もありました。

私は他の複数の楽器も準備しなくてはならないため、強風を恐れて、自分のサックスの準備を本番直前のギリギリにしました。昔には、この弦祭りの本番直前にアルトサックスが大破するという大惨事もありました。スィート・ソローという曲をかなり練習をして、事前のリハでもまあまあよい演奏ができていたのに、壊れた楽器で本番だなんて、うまくいくわけなかったです。トラウマ経験の一つです。その楽器は、修理にも出していません。そのまま我が家に残っています。もう一つ所有していた調子のいいアルトサックスは、悲しいことに盗難にあってしまいました。

ここで私は、今回持参したテナーサックスに関する自分の大失敗に気が付きました。愛用の肩掛けストラップと、この弦祭り本番のために大金を使って購入した樹脂製のリードを忘れてしまったようなのです。サックスケースのポケットに絶対に入れたはずなのに、いくら探しても見つかりません。

私はパニックになりました。ストラップは、予備に入れておいたものを発見したのですが、首にかける一般的なタイプのものでした。長時間使用していると首が痛くなってしまうので、1〜2曲の演奏が限度かなと割り切ることにしました。リードは、仕方がないので使い古したものをケースのポケット内から探し出して、使うことにしました。いくつかありましたが、いいものを選んでいる余裕はありません。私が手にしたリードは割れているようにも見えましたが、もうこれを使ってしまうしかないのかなと諦めました。

実は、片付けのときに、見つけられなかった最新のリードを発見しました。ケースの両側にポケットが付いていて、他に何も入っていない側に単独で収納してあったのです。

その次のミスは、片付けのときに発生しました。さて、機材も全て積載して、昼食の場所に向かって出発、というときのことです。私が水分を補給しようと考えて自分の小型クーラーボックスから水のペットボトルを出そうとしたら、見当たりません。いつも持ち歩いているので、無いということは忘れたのではないかとちょっとピーンと来て、動き始めた車を急いで停めてもらい、私はステージの会場に一人で探しにいくことにしました。実は、片付けの際には車をやや遠方の駅前に停車して、そこまでみんなで機材を運んでいるのです。誰かが荷物室に入れくれてあるだろうという楽観的な気持ちになることができず、「とにかく会場を見てくるから、待っててほしい。」とお願いをして、車両通行禁止の場所を歩いて、会場に探しに行きました。

現物がポツンと残されていました。持ち去られていなくて、よかったです。あるいは、主催者が片付けてしまう(処分してしまう)という可能性もあったでしょうから、すぐに発見できてよかったです。大切な薬も入れてあったので、まさに冷や冷やもんです。

 

なぜかラジオ体操を始める面々。私は朝にテレビ体操をやったので、参加しませんでした。少年は、参加したそうでしたがスマホのサンプル動画がよく見えなかったのか、戸惑っていました。

 

今回、スタッフとして大活躍してくださった3人。藪野さんのご子息、花澤さんの奥様、そして勝さんのご子息です。

誠にありがたいことです。

 

リハーサルのチェック中の様子です。PAスピーカーのスタンドが折れてしまったようで、ビールケースの上に置いているところが、何だか哀愁を感じます。残念ながら、PAは満足のいくものではありませんでした。でも、終了後はしっかりとお礼をしてきました。ボランティアでやってくださっているのならば、文句は言えません。プンスコしている場合ではないので。

 

演奏後は、いつも駅前の車寄せまで徒歩で荷物を運んで、車の到着を待つことになります。

今回は、台車やカートも使って比較的効率的に運ぶことができたのかなと。ま、人海戦術であることは例年通りです。

 

何とか積み終わりました。この時には、忘れ物があったことには気が付いていません。

 

これが、私が会場に忘れたドリンクケースです。※この画像は後日に職場で撮影したものです。

 

お楽しみの昼食会。お酒が飲めずに残念だなあと思っていたら、誰も飲んでいませんでした。そういえば、昨年もそうでした。忘れないようにしないと。

ボリュームたっぷり、味もよし、食べ放題、こういった場所で皆さんと食事ができること、幸せだと感じました。なぜか、ダビンチが描いた最後の晩餐の絵画が思い浮かびました。この食事風景が、来年以降も毎年続いてほしいと願わずにはいられません。昨年すごく美味しいと思ったグリーンカレーは今回は無くて、野菜カレーでした。たまたまだと思われます。

 

風が強い中での、恒例の集合写真撮影です。とても幸せな1日となりました。

 

幸せと言えば、これでしょう。昨年も購入した、機内食用のレトルトカレーです。弦祭りに行くと、毎回買ってますね。ブースが我々のステージと同じなので、つい手が伸びてしまいます。

もともとは、コロナ禍で経営状態が悪化した航空会社が、弦祭りで救済を訴えて販売していたものです。その時にかなりの数を大人買いしましたが、それ以来、雨天荒天で中止の年以外は毎年買っています。今回は、新商品?らしき「阿波尾鶏とマッシュルームのカレー」が初登場、ファーストクラス用ということで高価なのでとても迷いましたが、やはり買ってしまいました。

帰宅してから気が付いたのですが、こちらは賞味期限が2026年1月と書いてあり、長く保存できない商品でした。袋に入れて販売されていて、購入前に賞味期限を確かめることができなかったので仕方ないですね。早めに食べることにします。

 

このシリーズのポークカレーは、なかなか美味しいですよ。前のブログで紹介したことがあったかもしれません。

ラックに収納する前に、横向きに置いてみたら、飛行機の羽のデザインが横に曲がり込んでいることに気が付きました。面白い演出です。今頃気が付くなんて…ですね。