ニュースは見るようにしているのですが、最近は様々な交通事故のニュースが連続して起こっており、流される映像を見るのも辛く感じています。

ドライブレコーダーや防犯カメラの、事故の瞬間の映像が何度も流れて、その映像がリアルすぎて気持ちが暗くなるのです。テクノロジーの進化により、例えば一般の人が撮影したスクープ映像?をテレビ局が入手しやすくなっていて、本来は見なくてもいいんじゃないかと思われるような動画まで放送されているように感じます。ドライブレコーダーに収録されている音声まで流しているのは、緊張感を演出するのにちょうどいいと思っているからなのでしょうか。
公的な防犯カメラの映像を、公的な機関が今後の事故防止のために意図的にマスコミ提供しているのとは違い、放送局各社はまるで他社と競い合うかのように、エスカレートしているようにも感じます。映像を見て、自分のことのように考えてしまうタイプの人間にとっては、生きづらい世相になってしまったものですね。ニュースから目をそらして生きていくことはできませんが、選択肢がない以上は、ネットのニュースをさらっと読むだけでも十分かなと考えてしまう人が増えているのも理解できます。
民放各社は、はっきりと言って放送も商売なのでしょうから、スポンサーがより過激で刺激的なニュース映像を求めていて、視聴率を上げることによって自社のCMが視聴される機会を増やしたいと考えているから、こんなことになるのでしょう。私みたいに、穏やかに平和に生きたいと願う人は、そういうニュース映像が流れるとチャンネルを変えてしまう人もいるはずです。でも、少数派なのでしょうね。人の心理には、怖いもの見たさ、というのもあるらしいじゃありませんか。私には、そんな気持ちは全くなく、わざわざ自分から怖いものを見たいとは思ったことがありません。身近な現実社会で、実際に怖いものを見たことはたくさんありますが。