備蓄米はかなり出ているはずなのに、価格は高止まり。多少下がったからと言って喜んでいる場合ではありません。

政府もマスコミも、真実を言わずに黙っているようです。選挙のことを考えると余計なことは言えないし、なぜ米が流通しないかについての政府の説明も、業者を庇うような言い回しばかりです。
農家や中間業者にとっても、今は大儲けのチャンスなのです。我が国は自由経済の国なのですから、せっかく放出された備蓄米を業者が再び備蓄してしまえば、需要と供給の関係から米の値段が高いままなのは当然です。
農家にはこれまで米価の大変な思いをさせてきたからと、政府は本心では高止まりもやむなしと考えているが、業者まで儲けさせなくたっていいんじゃないかという怒りの世論が高まっても困ってしまう…ということで、手続きがなんちゃらかんちゃらでなかなか米が回転しない等と説明しているのでしょう。
推測ですが、経済学的に言えば、価格を下げたければ売り浴びせればいいわけですから、そうなると損失が出る農家や業者も出て、選挙にも大きな影響があると考えているのかもしれません。特に政権にある某政党にとっては、農家は大票田なので。