役職定年後、初めての給料明細を受け取りました。手取り額激減という辛くて重い現実が、私の心を更に追い詰めています。収入の月額が、かなり減りました。言い訳のような通知文も、管理職から渡されました。妻もちょうど役職定年でしたので、二人合わせてもかなりの収入減となり、気持ちは暗いです。定年延長という制度を恨みます。
これまで毎月支払っていた諸々の額を書き出してみましたが、無駄にお金を使っていたのだなあということが改めてわかりました。趣味も含めて、もったいないお金の使い方をしていたことがわかったので、反省しています。今後はもうそんな贅沢?や無駄遣い?はできないということです。でも、急に生活のパターンを全て変えることはできないので、苦しいところです。
もうすぐ諸々の引き落とし日がどどどっと来るのですが、お金が全く足りません。私には蓄えがないので、妻に頼るしかないのですが、当然のことながら反応はイマイチです。
住宅ローンはあと11年あるし、来年から変動金利になる契約なので、毎月の支払いやボーナス払いがどのくらい高くなってしまうのかドキドキします。そもそも、来年まで生きているのかもわかりませんが。
その他、倉庫代わりに借りている、イナバのガレージや、旧スタジオまんぼう201号室の、月々の支払いはかなりの負担です。しかも、駐車場を3台分借りているので、その負担額も大きいです。所有している車の任意保険代も、かなりの出費となります。
光熱費もバカにならないし、新聞代、インターネット代、スマホや携帯等の通信料、固定電話代、町内会のソフトボールチームの月会費等、毎月の支払いは多岐に渡ります。
今回調べてみて、最も私の家計を追い詰めているのは、生命保険代だということがわかりました。付き合いもあっていろいろと入っていたので、生命保険の支払い月額は、かなりの高額となります。かなりきつい額です。
解約も考えていますが、もう少し支払いを頑張れば、私が死んだ後、妻に莫大な保険料が入ります。久しぶりに保険証券を取り出して計算してみたら、すごい額が私の死後に妻に入ることがわかりました。ただし、終身ではない保険もあるので、要注意と要確認が必要ですね。
いくつかは、無駄な保険をさっさと解約したいところですが、これから詳細を調べます。
私の死後の、保険金支払い手続きはかなりの手間で大変だと思いますが、少なくとも妻に迷惑をかけずに済むだけの金額にはなりそうです。また、リビングニーズ契約をしている保険もあるので(意味がわからない方は検索してください)、いざとなれば、その支払いを受けて医療費とします。
妻と折半で払っている住宅ローンも、私が死ねば私側の支払いはその後にはしなくてよい契約なので、妻に迷惑をかけずに済みます。妻側の住宅ローンは、私の生命保険で全額繰上げ返済すればよいでしょう。
本来は、二人の退職金で全額繰上げ返済するつもりでした。途中から変動金利にすることで固定金利で支払う前半10年間の、月々の支払額を低くできたのです。
更に、複数台所有している自家用車の維持費も問題です。私は車が好きなので、これまでは費用を工面して古い車を所持・維持・活用してきました。その趣味?を、簡単には諦めたくないのが本音です。各車に愛着もあります。
自動車税は、年度初めに一括して支払うので、月額出費の増加ということはありませんが、車の台数が多いため、痛い超高額出費であることには変わりありません。車検代、点検代、その他多様な維持費がかかるのが我が国のシステム的な特徴なので、仕方ないですね。
アルファードと軽トラの分は夫婦の共同会計から出していますが、その他の車の維持費は、全て私のポケットマネーから支出しています。今後は、どう計算しても、赤字になってしまうのです。あと一年以内に、とりあえず3台を処分したいと考えています。
できるだけ、月いくらという支払いを避けて生きてきたつもりですが、それでもなんだかんだと高額の支払いを毎月続けてきました。
更に、今後重くのしかかることが予想されるのが、医療費です。肺がんの摘出手術をすることになれば高額医療費となり、仮に制度のサポートを受けたとしても、それなりの支出は避けて通れません。
今回の一連の心臓病の治療費についても、ぶっちゃけ、高額治療費補助制度のサポートを受けていても、総額3桁以上の自費持ち出しとなっていて苦しいところです。契約している保険会社に医療保険の申請もしましたが、何だか反応が鈍いですね。多少は出るという感じで、手厚いという感じではないです。今は、妻側の貯金を切り崩して、何とか医療費を支払っていますが、それもいつか限界が来ることでしょう。
やむを得ないケースとして検討しているのは、早期退職をして退職金を受け取り、治療費や医療費に充てるという方法です。もはやその方法しかないのかもしれませんが、何だか虚しいことです。また、親よりも先に死ぬことだけは、何としても避けたい。逆縁になるのは辛いことです。
これまでと同じように働き続けたいのに、自動的にそうできなくなるという、役職定年というシステムについては、大いなるアンチテーゼを表明します。
定年後に退職金でスタジオまんぼうホールを建設するという夢は、今ここに終わりました。昔からの生きる糧、モチベーションだった夢の実現が不可能となり、生きる屍になったような気持ちです。もはや、生きている価値などありません。それでも、私は時間が私を連れ去るまでは生き続けますよ。敬愛する皆様と共に、ヨボヨボになってもなお、前向きに歩き続けます。
体の中の悪い部分(細胞)が、自らがその人を支配するために心を気弱にさせて、悪い細胞仲間を増殖させていくのだろうと思われます。悪貨は良貨を駆逐する、の例え通りです。
検査をしっかりと行い、その結果に向き合って気持ちを前向きに持つことにより、ナチュラルキラー細胞を増やし、悪い細胞をやっつけたいです。
心友の皆さんの支えを頼りに、何とか頑張るしかありません。自立しているようで、いつでも他力本願な私ですが、お金が無くなってもどうか変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いします。


通知文、個人情報以外の部分です。進展扱いはされておらず、公開されている文書なので、見ていただいて問題ありません。
もし、万が一、余命が短いということになったら、生きているうちに詳細の資料を用意してこの現実を広く情報発信しようと考えています。問題がある、という論調ではなくて、淡々と事実を知らせて、ご判断を受信者にお任せするという手法です。民間の定年延長とはあまりにも違いすぎて、都合よく搾取されていますので、私のアクションをきっかけとして少しでも議論になればいいと考えています。
ここまで仕事を頑張ってきて、最後の最後にこんな仕打ちを受けるなんて、悲しいことです。私にとっては急なことなので、準備もできませんでした。今後、私の後輩たちは段階的に65歳まで定年延長となっていくのですが、役職定年というシステムはやめた方がいいし、退職金も出ないまま収入が激減というやり方は改善した方がいいのではないでしょうか。私は62歳が正式な定年退職です。
いくら事前に告知されていたとしても、収入に合わせて計画的に生活してきたペースがいきなり狂うということは、かなりの精神的なダメージがあります。
※ この記事は、金曜の夜に書き始めて、土曜日の朝に何とかとりあえず書き終わってアップしました。これから意を決して病院に行ってきます。待合室で、通院と検査の記録を書き始めます。この記事の、微調整の修正もするかもしれません。