このメーカー、コーヒー豆で有名です。店でこの商品を見かけたとき、コーヒー好きの私は何でカレー出したの?と思いましたが、成分表を見てそこに堂々と「コーヒー」と書かれてあったので、購入する決心をしました。

隠し味はコーヒー、とそのまんま書いてあるところが清々しいです。普通の感覚の人は、え?コーヒーが入っているんですか、と引いてしまうはずです。私はアホなので、コーヒーが大好きでカレーも大好きで、その両者がコラボしましたなんてことになれば、すぐに買ってしまいます。いや、買ってしまいました。
最初からパッケージにコーヒー入りと書いてしまえば、隠し味でも何でもありませんよね笑。なんか味が変わっているよね、何が入っているんだろう、え?コーヒーなの?という流れが隠し味なのですから。最初からコーヒー入ってんのね、という時点から購入する人は身構えちゃうので、そこらへんが商品化の悩みだったのかもしれません。いつもの、勝手な想像です。
※ 画像の後にも文章があります。
 

個人的な意見ですが、世にあるレトルトのビーフカレーは肉がパサパサしていてコンビーフ風なので、肉でそれほどの感動は味わえません。このカレーも、そんな感じの残念な肉でした。
盛り付けた後の雰囲気がパッケージ写真と違和感がありすぎると不愉快になるのですが、この商品の場合はギリギリ合格かなというところ。
その理由は、次の画像の後に書きます。
 

このメーカーの頭がいいところというかズルいところは、パッケージ写真が盛り付け写真ではないところです。鍋に入っている画像ならば、その後どう盛り付けるのかですから嘘はついていませんよ、と堂々と言えそうです。ただし、このパッケージ写真が鍋に入っている盛り付け前の写真ではなくて、万が一盛り付け後の写真だったとしたら、れっきとした詐欺です。訴えられてもおかしくないレベルです。そこらへんがわからないようにしているところも、胡散臭いです。


目の良い方、目をこらして表記を探してみてください。
確かに、コーヒーと書いてあります。最初からそう思って食べてみれば、何だかホロ苦いなあという感覚になります。私も、確かにコーヒーの味がするような気がするなあと思いながら、それでも美味しくいただきました。


前にも何かの記事で書きましたが、こういう手作り感のあるレトルトが好きです。
このメーカーも、わざとこういうシンプルなデザインのレトルトパッケージを採用しているのではなく、コスト面も考えてそういう方針としたのでしょう。私の願いとは違いますが、結果オーライということで。
シンプルなレトルト袋に、実際に工場や厨房で作ったカレーを封入しているだろうと想像ができる、正統派レトルトカレーでした。
最近は、このコーヒーカレー?そのものを売っているところを見ないので、この商品はとりあえず色物として仮の殿堂入りとします。