我がスタジオまんぼうbaseのアップライトピアノは、コロナ禍になってからは全く使用していませんでした。音楽活動を休止したようなことになり、蓋を開くことがなくなり、ピアノは物置台のようになっていました。

来年からスタジオまんぼうbaseでのバンドリハを再開する(予定)にあたり、このところ少しずつ整備作業を行っていますが、その一環としてピアノも弾けるようにしました。ふたを開けられるようにしただけで「名器発掘」のカテゴリとは、何だか自分で笑ってしまいます。
演奏しなくても年に一度は調律しないといけないと言われているピアノ、もう何年放置したのかなと考えると心寒くなります。機会を見て、調律師の福岡さんを5年ぶりに呼ばないといけないな。お元気にしていらっしゃるのかな。電話は、変わらずにつながるのかな。
ピアノで、早速曲を練習しようとして、自分自身の変化に気が付いて愕然としました。なべちゃんこと渡辺さんから2曲ほどサポート演奏の依頼をされていて、譜面をいただいているところですが、その譜面を見ても音が聞こえてこないというか、何というか・・・簡単に言うと、何が何だかわからないのです。うーむ、うまく説明できませんが、何かが違ってしまいました。おそらく、心臓の病のせいだと思われます。最近はピアノやキーボードを確かに演奏していませんでしたが、少なくとも8月頃までの自分と今の自分は、明らかに違っています。コロナ禍で約3年間、全くピアノを演奏していなくて退化してしまいましたが、その後は、演奏を再開して何とか音を紡いでいれば、以前ほどではなくても演奏力は回復してきたように記憶しています。
今回は、そのときとは全く違う感覚です。音を譜面に書き込んで、もう長い時間練習をしていますが、演奏をまともにできる気配がありません。何度音をなぞっても、わけがわからなくなって止まってしまいます。なべちゃんにご迷惑をかけたくないので、せっかくピアノを開放したのですから、日々の練習に努めるつもりです。もうすぐ合わせ練習もするので、何とか頑張るしかありません。