今回のキーボードは、買うつもりはなかったのです。新しいボコーダーが欲しくて、S楽器の馴染みの店員にいろいろと聞いて、いろいろとリサーチもしてもらい、いろいろと考えて、新しいキーボードを悩みに悩んで購入しました。店にある最後の一台だという限定品を買ったことは、既に書いた通りです。
スエさんも一緒に音色作りに協力してくれて、何とか頑張ったのですが、土曜日のカシオピュア月例リハで聞いた、microKORG2のボコーダー・サウンドはひどいものでした。ちなみに他の音色はすごく良かったので、コスパの高いいい機材です。販売の妨害をするつもりはないので、誤解しないでください。ボコーダーとして使いたくて買ったのに、音がモダンすぎて私達カシオピュアの演奏曲にはマッチしませんでした。髭ダンとか、そっち系のサウンドにはマッチしているのかもしれません。
時間をかけてエディットすればいいのかもしれませんが、私の希望はいつも同じで、シンプルな操作で使いたい音が使える機材が好きなのです。末永さんと裕希さんが力を合わせて、ああでもないこうでもないと頑張ってエディットをして作ってくれた音色が、大音量になるリハや本番では全く使えません。これでは、どうしようもありません。
ここでスエさんが、YouTubeで、新製品の「Roland JUNO-D6」の紹介動画を見せてくれました。そのボコーダーサウンドが本格的で、しかも使いやすいとの情報でした。早く言ってよ~という気分でした。前に店に行ったときにもこのキーボードは置いてあり、試奏もしましたが、さすがにマイクを使ってボコーダーの音の確認まではしませんでした。私が所有していて今は裕希さんに永年貸与してある「JUNO-Di」のボコーダー機能が最悪だったことを記憶しているので、そのイメージに凝り固まっていたのです。
ボコーダーがほしいと言った私にこの機材を勧めてきた馴染みの店員に、文句でも言ってやろうと考えて店に行きました。今更返品はできませんが、恨みくらいは言いたいと考えたのです。しかし、店に行ったら思いがけない事態となりました。
私が「JUNO-D6のボコーダー機能がすごくいいとYouTubeで知った。そちらを買えばよかった。」と言ったら、店員が「今、マイクを持ってきますね。」と言い、実際にマイクをセットして試奏させてくれたのです。
うーむ、セールスがお見事というか、私がアホなのです。実際にボコーダー機能のすばらしさを体感していまった私は、カード払いで購入を決めました。そもそも、カードで支払うことを好まない私が、前回のコルグのキーボードと今回のキーボード、両方ともカードで買ってしまいました。後で請求がくるということですよね。いやあ、どうしましょう。両方の合計を合わせた金額が、私が毎月自由に音楽活動のために使える金額として設定している額をはるかに超えてしまいました。そりゃそうだ。今のままだと、他の引落しもあるのでマイナスになってしまうかもしれません。本当にアホすぎます。どうしましょう。
楽器店から戻った後にはそのまま実家に親の世話に行って帰りが遅くなったので、気力がなくてまだ開封していません。今度、再びスエさんか裕希さんを呼んで、開封式でもするかな。

