明日はついに、私が本格的にサックス演奏でステージに立つ日です。これまでのなんちゃって演奏では許されないことは承知しており、様々な私的な用事を何とか終わらせて、真剣に練習と準備をしています。

あとは、いい音で演奏するための研究もしています。マウスピースやリガチャー、リードを変えることによってこれだけ音が違ってくるのだということを改めて確認し、感動しています。サックスは、奥深い楽器です。
その全てをここに書くわけにもいきませんが、そのさわりだけでもご紹介します。ちなみに、マウスピースは、メイヤー・セルマー・ヤマハの中から選んで使います。リードも、樹脂製のものも含めていくつかのパターンを試しています。
こんなアホな記事を書いても、明日のPRにはならないことは重々承知していますが、記憶を記録に残すためにあえて書いています。私は、明日のライブをターゲットに本格的なサックスデビューを目指していて、今年になってから着々と準備を始めていました。このブログを連続してお読みいただいている方は、その雰囲気がお分かりいただけたことでしょう。え?マンボウはサックス持ってるの?演奏できるの?的なリアクションも何人かからありました。
特に、7月になってからは弦まつり出演の準備が始まったので、本格的にサックスの自主練習を始めました。昨年、台風のために中止になった際には、今年と全く同じ曲でしたが裕希さんがサックス担当でした。今回、事情により彼がサックス演奏ができないということだったので、私の心に火がついたということもあります。花咲薬局オールスターズはアマチュアだけで演奏をするというバンマスの方針もあり、プロにトラをお願いするわけにもいきませんから、選曲の方向性やメンバーの親和性を考えるとやはり私がサックスをやるしかないのかなと。
本番に向けて、楽器を楽器店に調整に出しました。ところが、7月下旬のある日から、調整から戻ってきたばかりのしっかりと音が出る方のアルトサックスが私の手元から消えてしまうという不幸なアクシデントがあり、途方に暮れてしまいました。その楽器は結局は戻ってはこなかったのですが、とても優しい知人のご厚意で新しい楽器を入手することができました。誠にありがたいことだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。また、心が折れて体調も悪化していた期間、多くの人が私の心を支えてくれました。そのことについても、今後は今以上に感謝して生きていかなくてはならないことを痛感しています。私を助けてくれた人、私を救ってくれた人には、必ず何らかのカタチで恩返しをします。それが、人というものでしょう。
様々な思いが込められている、明日の弦まつりでのサックス演奏です。明日のライブをご覧になった方は、新しいステージに進もうとしているマンボウの目撃者となるのです。
な~んてね。かっこつけすぎました。そんな大したことではありません。普通に聴いてください。
2024.10.20sun.
午前9時40分演奏開始(本当の演奏開始は10時ですが、音出しチェックを装って演奏を始めてしまいます。)
場所:JR成田駅から成田参道に入ってすぐの特設会場です。
※画像の後にも文章があります。サックスに詳しい方、語り合いませんか笑。というか、教えてください。
 

いやいやいや、私はこんなにもいろいろとグッズを持っていたのですね。というか、本気でアルトサックスを勉強(研究?)したいのです。今回特に驚いているのは、先日購入したばかりの樹脂製のリードです。1枚で6,000円近くもするのですが、吹いてみたらなかなかよかったです。消耗品として10枚入りで買ったリードも5,000円以上したので、最終的にはどちらが得なのでしょう。リードは、1箱で買っても使えるのは2~3つあればいい方だと聞いたこともあります。本当なんですか?私の技量では、過去のリードにおいてはよくわかりませんでした。


各マウスピース、個性がありすぎて楽しいです。メイヤーで決まりかなと勝手に思っていたのですが、セルマーが意外とよかったです。明日は、これでいこうかなと考えています。しかし、実はヤマハのベーシックモデルの4Cも、とてもいいんです。吹き比べるなんて、すごく贅沢な時間です。でも、アマチュアだからこそ、こういった時間が大切なのかもしれません。言葉では説明できないような感覚的なこと、それが音楽の良さです。AIに作曲させて自分の曲のように世に出しているプロのあなた、いわゆる人としての感覚はそこにはありませんので、私はそんなあなたを支持しません。おっと、余計なことでしたね。


リードについては、バンドレンのV12の3を基軸に、樹脂製のリードも思い切って使ってみようかとも検討中。ただし、この樹脂リードは2と2分の1なんです。3だとしっかりと音を出すために初速の息の量が必要だということがわかりましたが、音が出たときの深みはすばらしい。3と2分の1のリードでもいい位です。サックスに詳しい知人の皆様、私の言っていることは正しいですか~?教えてくださいね。
しかし、私の技量だと、さっき出ていた音がちょっとしたことで出なくなるので、樹脂製ならばその心配がないのかなと。今回の演奏は、音が安全にしっかりと出ることを優先するべきなのかもしれません。アートサロンの演奏では、直前に不測の事態でリードが縦に割れて音が出ず、悲しい思いをしました。そういったことは、厳に避けなければなりませんね。

古すぎるマウスピースパッチを発掘したので、早速メイヤーのマウスピースにつけてみたら大トラブルに。吹いてみたら変な感触で危険を感じたので、すぐに外して処分したのですが、高価なメイヤーに謎の傷がついてしまいました。汚れかと思って拭き取ろうとしたら、傷だったのです。粘着力によるトラブルだと推測しています。私自身の判断力の甘さが悲しいです。余計なことをせずに、すぐに捨てればよかった。今回メイヤーの使用を諦めた理由のひとつでもあります。

どこから発掘しているのかというと、このコンテナボックスが吹奏楽関係となっています。実は、ギター弦やベース弦もたくさん入っているのですが、とにかく昔から保管してある様々なものがここにあり、見ているだけでもおもしろいです。私のン十年前は、演奏者というよりも吹奏楽の指導者だったのです。その際の様々な残骸?が、こうして化石のように残されているということです。化石をつかって演奏しようとしても、モダンな演奏ができるわけなどありませんね。
ところで、私は、成田弦まつりの演奏では、数年前にもアルトサックスで1曲演奏したのです。その曲に集中するということで練習もかなりしていて、リハの際の感触もいい感じだったのに、本番で大アクシデントがあり、残念な結果になりました。突然の突風という名の強風で、紐でしっかりと結ばれていなかった後方の幕が突然ひらひらと前に流れ、私のベースを押し倒し、そのベースが私のサックスを直撃しました。本番では、今更キャンセルできないからと、キーが曲がったりあちこちが凹んだりという悲惨な状態のサックスを演奏しましたが、当然のように出ていたはずの音もろくに出ず、惨めな演奏となりました。上手い下手のレベルではなく、トラブルのために様々な音が出なくなっていて、音によっては出てもピーピーいっているだけという状態でした。そのライブ中に悲しい涙が出てきて、そのときには、もう2度と人前でサックスなんて演奏したくないと思ったのです。
それでも、サックス演奏の需要は一定数あるので、今回は気を取り直して、再び頑張ろうという気持ちになりました。私が信頼を寄せる友人・知人の皆様におかれましては、私のサックス・チャレンジについて大きな心と長い目でご支援いただけますと幸いです。その大切なきっかけとなるはずの、明日の成田弦まつり演奏です。還暦からの新しいチャレンジ、皆様のご声援をお待ちしております。と言っても、誰もライブには来ないと思いますが、自己満足でもいいんです。このブログは、私の人生の記録なのですから。