私が長年乗っている車と同じ車種が、駐車場等に放棄されているところを発見すると、とても悲しくなる。

何しろ古い車ではあるのだが、大切に乗っている我が身としては、同時期の同車種が朽ち果てているのを見るのはなかなか辛いものである。
私の車だって、永遠に乗るなんていうことは無理なことは承知しているが、将来はこのような姿になってしまうのかもしれないと考えると、なかなか手放すことができなくなってしまうのだ。部品が無く、車検が通りづらくはなっているが、とりあえず来年の11月までは乗り続けることはできる。その後のことは、また考えることとしよう。
 
雨の朝、仕事で歩いていて発見してしまった。見つけたのは1年以上前だが、その後ずっと放置されたままである。オーナーの方は2台持ちだったのだろうが、何か事情があって2台共このようなことになったのかもしれない。1−2ドア時代のホワイトボディで貴重だが、マイナーチェンジ後にバンパーの色がボディ同色になってから追加された色の車である。


こちらは、郊外の駐車場に放置されていた車。ずっと長いこと、このままである。ボディ色は私の車と同じ紺色だが、バンパーはボディ同色。マイチェン後の車のようだ。テールライトのカバーは、色落ちをしたのではなく、ホワイトカバーに変更したのだろう。マフラーも2本出しに交換してあり、改造が好きなオーナーだったことが予想される。

ここまで朽ちていると、悲しさというよりも惨めさを感じてしまう。ホイールキャップは取り外されているが、おそらくアルミホイールを履いていたが、それは外して転売をして、オリジナルタイヤに戻してからナンバーを外して放置したのだろう。私の車にはこんな風にはなってほしくないが、どうせ廃車にするなら、一気に潰してスクラップにしてほしい。こんな姿で放置されるくらいならば、四角い鉄くずになったほうが、まだましである。
 

さて、気を取り直して、我が愛車の姿である。このデザインが、とても気に入っている。細い目の車が多くなってきた中で、とても愛嬌がある。全体が丸すぎないのも、とてもよい。多くの中古車が並ぶ店舗でこのように撮影しても、見劣りのしない外見だ。すばらしい。


旧車同士、大の仲良し。旧車の軽トラと旧車の軽ワゴンの2台持ちができていることは、すごく幸せなことである。


まだまだ大切に乗り続けていきたい。実際に、私の音楽活動にも役立っている、便利な車だ。私の次に大切に乗ってくださるという方がもしいれば、廃車にするよりはお譲りしてもいいと考えている。