修理調整に出していたアルトサックスが、楽器店から戻ってきました。あのことか?と思った方、またもや違う話ですみません。貸してあった私のアルトサックスは、先方からやっと謝罪の連絡が入り、最終的には譲渡するということで合意しました。その件については、本来は10月1日付の本ブログ上の記事で詳細の事情説明をするはずだったのですが、下書きのままとなっています。先方からは、事情やこれまでの経緯を公開してよいとの言質をいただいているのですが、私が相談している某法律事務所からいったん保留した方がいいと助言を受けており、今もその公開内容について相談を継続中です。公表する予定の文面について検討をしていただいているところですので、今後はっきりと内容が固まったら、改めてお知らせします。少しお待ちください。その場合も、10月1日付のままとなりますので、過去記事を探してという読み方になってしまうことをご容赦ください。

今回戻ってきたサックスは、太宰さんからお借りして、一度は私の仲介でその方に貸したものの、調子が悪いからとたった数日で戻ってきたアルトサックスです。ま、私の過去記事を読めばそれが誰かは明白ですが、ここでは名前を出すのは控えます。プロがそう言うのだから間違いないだろうということで、確かめもせずにすぐに修理に出しました。この件についても、本ブログでお伝え済みのことです。

なぜかその後もずっと楽器店からの完了連絡がなかったので、どうなっているのかと心配になっていました。今回太宰さんから、理恵さんの生徒さんに急に貸すことになったので至急返却してほしいとの連絡があり、今楽器店に修理に出しているから戻り次第お返しすると伝えました。そして、遅ればせながら楽器店から戻ってきたということです。その翌日には太宰家にお届けをして、太宰さんご本人に確認をお願いしたところ、低音から高音まで全ての音が出やすくなっており、音もよく、すばらしい状態だとのことで安心しました。

タンポも14か所交換、その他パーツも各所交換してあるとのことで、調整も含めてそれなりの金額はかかりましたが、昔からの知人プロサックス奏者のためとはいえ私自身が太宰さんから一度は借りたのですから、全額を私が負担することにしました。それが、借り手のマナーだと感じます。太宰さんは修理費は自分で出すと言ってくださいましたが、それは私の生き方とは違うからということでお断りしました。ご理解いただけたと思います。太宰さんが40年以上も前からお使いになっているというこの楽器が、見事に復活したとわかって、私は嬉しくてたまりません。ホーンの部分のサビた感じもとてもよく、楽器屋のリペアマンによればプレミアの付くような楽器だとのことです。