賃貸契約だったスタジオまんぼうの建物を7年前に買い取って、2階を住居スペースに改築したことは、古くからの知人ならよくご存知のことと思う。有志のみんなで大片づけをした記憶については、少し前の軽トラのキャリー君の日記のとおりである。

その際に新しく買った液晶テレビが、数か月前から今回突然不調となり、今回やっとメーカーの技術者がわざわざ診断に来てくれたが、基板とかの不調ではなくて液晶パネルそのものが壊れているとのことで、今は製造していないので修理不能とのことだった。
周期的に画像が乱れてピントが合わなくなるため、明らかに目にもよくない。私の目がおかしいのかと勘違いしてしまうほど、ひどい状況だ。
この7月で7年目に突入したこのテレビ、本格的な音響システムのスピーカーが内臓されていたためすごく気に入っていただけに、この局面でのお別れはとても悲しい。重低音が聴こえるテレビなんて、この世にそんなにあるものではない。
先日も、某テレビ番組でリズムボックスTR-808のことを紹介していて、この重低音はテレビでは伝わらないと思いますがと解説者が言っていた際に、しっかりとズズんと響いていてさすがだなと感じただけに、残念過ぎてならない。このような製品は、もはや他にはないと思われる。
検索でヒットしてもいいので、リスペクトも込めてあえてメーカー名を出すが、パナソニックのこのテレビ、テクニクスの技術を採用していますという触れ込みだったため、迷わず購入したという経緯があった。
海外製無名メーカーの格安品を買ったわけではなくて、有名ブランド品を買ったわけだからと安心していた。私と妻は平日の昼は仕事で不在にしており、休日もそれぞれが私用があって家にいないことも多く、お年寄りのようにずっとテレビを付けているということもない。そもそもずっとテレビをつけていたとしても、10年以上は使えると信じていた。私は、スタジオまんぼうbaseやスタジオまんぼう事務室でテレビを見ることが多いので、あまりこのテレビの恩恵を受けないまま、お別れということになりそうだ。定年後にこそ、このテレビでいい音質のコンテンツを楽しみたかったのに、残念すぎる。
 

上下とも、調子が悪い時の画像。ピントが合わない。せっかく音楽番組を視聴して音が良くても、この故障で気持ちは暗くなる。目もおかしくなってしまう。

下の画像は、たまにピントが合うとき。ちょうどテレビ側の画像切替で画面が重なっているが、いいときはクリアな画質である。

さようなら、大好きだったテレビ。今日中に電気屋に引き取ってもらうつもりである。