カレーに飽きたらたまにはいいんじゃね、というわけではありませんが、かなり以前に買ってから食べてみたかったレトルト食品、只々旨いシリーズの麻婆豆腐をついに食べました。賞味期限はまだまだ先でしたが、自分への励ましとして食べてみることにしました。
そういえば、昔は「おせちに飽きたらカレーもね」とCMで西城秀樹が叫んでたよね。意味わからなかったら、ごめんなさい。説明しません。

結論から言うと、この麻婆豆腐はすごく美味しかったです。諸々本格的でした。
豆腐の色が白かったらどうしようと心配していたのですが、それは杞憂でした。本来豆腐は最後にざっと入れてざっとかき回せば完成というタイミングで入れるものなので、タレが絡んでいても食べる際は白いままなんです。しかし、時間をかけて滅菌消毒するレトルトでは、それはあり得ませんから、むしろ沁み沁みの豆腐じゃないとおかしいだろうと予測していました。型崩れしないように一生懸命商品開発をしたのでしょうが、その目標は見事に達成されています。挽肉の食感も、違和感はありました。それでも、美味しいと感じました。
本物の麻婆豆腐パッケージ写真とは色合いも違いますが、万能ねぎでも刻んで乗せれば少しは似たのかなと。全部入りと書くのなら、乾燥ネギの小袋でも同梱したらどうですかね。
カレーではないから殿堂入りはありませんが、また買ってもいいかな思わせる、見事な商品です。このシリーズのポークカレーは既に殿堂入りしていますが、このメーカーは単純にすごいなあと思います。レトルトのカレーの場合は、敢えて暴言を言えば、どんな風に作ってもカレーはカレーです。煮込んで作る料理をレトルトにするのは、比較的容易なことだと感じます。しかし、誰もが明らかな商品イメージをもっている、麻婆豆腐のレトルトを開発するのは大変だったことでしょう。料理人が実際に作る場面を見たことがありますか?けっこう短時間で手際よく、煮込むことなく作っています。そのテイストを、よくぞレトルトで再現してくれました。
そういえばすごく前に、レトルトの親子丼を食べてがっかりしたという記事はアップしたはずですが(旧スタジオまんぼう掲示板時代?このブログ?)、この只々旨いシリーズはよく頑張っています。
この只々旨いシリーズのカレーは時々スーパーとかでも見ますが、麻婆豆腐は生協または通販で買うしかないので、生協カタログにまた登場するのを待ちます。
