いけないこととは承知しているが、マスクを二重にして服を着込んで買い物に行ってきた。水分摂取用の飲み物や、食料を入手したかったからだ。
調べてみたら、今は前ほどは厳密な外出制限はないようだ。やむを得ず必需品を購入するという理由ならば、厳重に対策をすることを条件として容認されるらしい。
家族に買ってきてもらえばいい、とお考えになる向きもあるかとは思うが、この3連休中は、妻が泊まり込みで私の実家に行き、母の面倒を見てくれているため、私が一人で自分のことも全て行っているのだ。
この連休中は、父が泊りがけで出向かなくてはならない用事があるとのことで、妹が同行して世話もしながら諸々渉外対応をしている。そこで、本来は私と妻とで分担をして母を見るはずだったが、私がコロナに感染してしまったため、その全てを妻に任せることとなった。妻には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ただ、泊まり込みで行ってくれたので、妻や私の親に伝染する確率が減ったことはよかった。
ところで、私の父は、短歌の世界ではそれなりに名前が知られている人物であり、今でもその仕事の全てをキャンセルできていない。勇気をもって全てを終わりにして引退すべきではあるが、そういう踏ん切りがつかないようだ。というか、認知症となり、自らの現実を受け入れることができずに正常な判断ができていない。
そのため、今では私の妹ができるだけ父の仕事のサポートをし、徐々に完全引退への道筋を整えているという状況である。依頼されたことも忘れ、原稿の締め切りも忘れ、外に出る予定の日も忘れ、曜日感覚もわからなくなり、自分が直前に何をしていたのかも覚えていない、そんな父だが、彼の人生において短歌との出会いは欠かすことのできない財産であるはず。残り少なくなった時間の中で、彼がやり遂げたと思うことができるよう、出来る限りのサポートを惜しまないつもりである。
さて、朝はレトルトカレー、昼はカップ麺、夜はお惣菜やら弁当やらという毎日になりそうだが、それだけではさすがによくないだろうと考えて、レトルトの粥や雑炊を買うことにした。そして、体調が悪くても、ついいつもと同じことをしてしまう自分がいた。
選べずに、棚にあった全種類の商品を買ってしまったのだ。まあ、ちゃんと全部食べるからいいもんね。買い置きをしたと考えたらいいのだからね。もっと買ってもよかったかもしれない。画像にはないが、いつもは食べたいとも思わないプリンも買ってしまった。
あとは、2枚目の画像のように、ペットボトルの水も大量に購入。医師にも言われているが、とにかく水分を大量に摂る決心をした。この水は、ケトルでお湯を沸かしてカップ麺を作るためにも使う。
3枚目の画像は、この2日間で飲んだペットボトルの数。ここに空のペットボトルの容器を重ねていくつもりだが、1日6~7本は飲んでいることになるのかな。
隔離生活3日目の今日は、特に体調が悪い。いつになったら改善の兆候が表れるのだろうか。本当に5日間で軽快するのか。不安でいっぱいである。ただ、特効薬のおかげか、味覚と嗅覚の障害が表れないことは、とてもありがたいことだ。とりあえず、食べることが苦痛ではないことが、不幸中の幸いだ。





