ネットって、やはり怖いし、嫌なものだね。
自分の知らないところで、どんどんと話が飛躍して拡散し、憶測を呼んだり勝手なイメージを持たれたりしてしまう。
相手は悪くない、自分が悪いのだというような書き方をしてはいても、客観的な(俯瞰的な)見方ができない読者は、書き込んだ知人に対して主観的に共感するのは当たり前のこと。
しかも、個人的なメールのやり取りではないのだから、誰でも読めるわけだし、一度発信したら消すことはできない。
さらに、多くの人にいろいろと心配をかけたと周囲に詫びるような文面は、その怒りの対象者(私)に対してそれら多くの人に共感を求め、その願いは叶えられていたということになるのだから、今SNSいじめ等で問題になっている誹謗中傷とさして変わりはない。何しろ、こちらには反論の機会がないのだから。
人と人の付き合いは、科学のようにはきっちりとはいかず、曖昧さが求められる。いわゆる、ハンドルのアソビのようなシステムがあって初めて車が直進できることと同じで、全てをきっちりとしようとすると、そこに歪みが生まれるものだ。小さなクラックはじわじわと広がり、ある時に一気に崩れ去る。
インターネットによる他者からの情報発信により。私がスタジオまんぼうを立ち上げた際の大きな理念や理想を打ち砕くような出来事も起こるようになった。私の発言が、意図しない方向に流れてしまうこともあるのだということを、実感させられることも多くなった。今は組織としてのスタジオまんぼうは存在していないが、私個人としてもいろいろと考えさせられることが多かった。SNSやフェイスブック等、様々な発信ツールがある現代には、余計なことを言わない、余計なことを発信しないに限る。今後は気をつけていくつもりだ。
ネットトラブルがあると嫌な気分になってしまうが、そんな時だからこそ、いわゆる心友の存在が心に沁みる。もうすぐ還暦という歳周りになった私は、実に多くの真の仲間に恵まれていて幸せである。
画像は、私が尊敬するファーマーである石橋さんご夫婦からいただいた、手作りの品。見るたびにありがたいと感謝の念が強まっている。
我がスタジオの事務室に飾ってあり、常に心の励みにしている。
