鴻池さんに感謝する会が行われるということでお誘いがあったので、行ってきました。
仕事の飲み会と予定は重なってしまったのですが、先約がこちらの感謝の会だったということもあり、両方の会を掛け持つことにして、途中退席となりましたが参加してきました。
鴻池さんとは、仕事を通して知り合いました。同業者ではなく、例えるなら店員と客のようなものですかね。ある意味で音楽も仕事の一部となっていた私に、ご自身が企画する音楽イベントへの出演を打診してくださったのです。私が30歳代前半のことでした。
急なことでメンバーの手配もままならず、ドラムは山本さん、ピアノは理恵さん、キーボードは藪野さん、トランペットに金坂さん、サックスは、なんと!理恵さんのお嬢さんの真依子さん、ベースが私で、ギターは大津さんだったかなあ…記憶が曖昧。
自分たちの演奏枠で、カシオペアやスクェアなどのフュージョン曲を演奏したところ、控室であるお方が私に声をかけてきました。
それは、板谷さんです。
カシオペアなどのフュージョン曲が好きだとのことで、その場で意気投合し、私達と一緒に音楽をやりたいと言ってくださったのです。まさに運命的な出会いでした。その場で連絡先を交換し合って、新たに活動を開始する約束をしました。スタジオまんぼうの原点です。
そして、その後間もなく「まんぼうズ」を結成し、組織としての「スタジオまんぼう」を立ち上げました。その後は、板谷さんを通して知り合った桐生さんや川原さんも、スタジオまんぼうに参加してくださり、ライブやイベントで何度もご一緒しました。今回の感謝する会には、もちろんお二人も参加していました。
毎年行われる成田弦祭りでのライブ演奏が実現できているのも、鴻池さんのイベントに参加して板谷さんと出会ったからです。たまたまかもしれませんが、そういった出会いの場を設定してくださった鴻池さんには、感謝の念が絶えません。「偶然にありがとう」という言葉が、心に沁みます。
鴻池さんは、長年続けてきたご自身企画のバンドフェスが終了することをきっかけとして、音楽活動から一線を退くということのようです。長年お疲れ様でしたと、心から申し上げたいです。そのイベントの立ち上げ直後からしばらくの間、演奏者やスタッフとして関わることができたことは、私の誇りです。特に、何回かPAをさせていただいたことは、私の特技を活かす場があったということで、嬉しかったです。
そして、私が心の友と信じている板谷さんとの出会いのきっかけを作ってくださったこと、そのご恩は決して忘れることはないでしょう。
さて、今回の会場は、新検見川駅近くの「スゥイングさき」でした。将来のスタジオまんぼうホール建設に向けて、いろいろな会場に行く度に鋭く観察もさせていただいていますが、この店もなかなか良かったです。
前から行ってみたいと思っていましたが、なかなかその機会がありませんでした。やっと行くことができました。
※画像の後にも文章があります。

少々店の入口を探して迷いましたが、行き過ぎて少し戻ってみたら、縦長のタペストリーが目についたので気が付きました。一度行ってしまえば、迷うことはないでしょう。

店内の様子は、こんな感じでした。雰囲気はいいですね。こういったテーブル配置でも、ホールを名乗ることができるかは検討が必要かな。でも、いわゆる飲食店風テーブル配置なのに、ホールを名乗るライブハウスを複数知っているので、許容範囲なのかもしれませんね。

鴻池さんのバンド、KGバンドの最後の勇姿です。花咲薬局オールスターズの板谷さんと桐生さんも、大活躍です。お二人ともなかなかよい演奏でした。ステージの雰囲気としては、シンプルなセッティングに好感が持てました。据置機材に頼るのではなく、出演者が自身の機材を持ち込むという潔さがよいですね。

こちらは、川原さんのバンド、「チーローズ」です。私のイベントにもご出演いただいたこともあるし、彼らのライブを聴きに行ったこともあります。川原さんは、板谷さんや理恵さんと結成した山下達郎コピーバンドでも、何度も演奏をご一緒させていただきました。

チーローズのパーカス担当、印南さんの打楽器セッティングは、独特で面白いですね。キックペダルのリモートでカホンを叩くという発想に感動しますが、カホンの存在意義を否定しているんじゃないかという感覚もあります(笑)。バンド・パーカッションとして気楽にアンサンブル演奏ができることがカホンの素晴らしさなので、これはこれで別物の楽器だと考えれば、腑に落ちます。

控室は特にないのですが、トイレが広くてきれいでした。着替えなどもトイレで行われることが多いので、トイレが近い私などはずっとトイレが開かないのは辛いものです。
「お店の名前がスィングなんですから、ジャズで出演させてくださいよ〜」と店員さん?経営者?に言ったら、是非是非!と答えてくださいましたが、既に予定がびっちりでしばらくの間は空きがないとのことでした。商売繁盛、良いことです。が、ご縁ないんだな〜と思っちゃいますね。
さ、今回のスタジオまんぼうホール建設に向けての教訓です。
・飲食無しの本格的なホールにするのか、飲食可能なテーブルスタイルの会場にするのか、更に考察が必要。
・控室的?な場所は、可能なら作りたい。トイレが着替えの場所というパターンは避けたい。
・控室の在り方についても、検討が必要。居心地がよすぎてもいけない。