車を車検に出す際に紹介した、寂しそうなアール君の投稿をご記憶だろうか。このままでは車検が通らないと言われて、戻って来られるのか、やきもきしながらの2か月間。
あきらめかけた頃、整備工場から連絡が入った。リビルド品のヘッドライトが手に入ったとのこと。つまり、ヘッドライトの光量が足らずに車検が通らないという問題だったのだ。法律が変わり、このワゴンRの年代の車はハイビーム検査でも車検が通過することを自分で調べて工場に伝えたが、それでも通過しないほどの低い光量だとのこと。バルブを規格外のものに変更しても、それでは車検が通らないと言われたが、詳しい方に訊きたいが、そういうものなのだろうか。前に乗っていたアクティトラックには社外品のキセノンヘッドランプを付けていたが、普通に車検に通っていたが。それが正しいことなのかどうかは、私にはわからない。
私が信頼する整備士は、きっと真面目なのだ。このワゴンRは一度水没車になったが、彼が再生させてくれた。その恩は忘れていない。そして、そういう事情もあるので、この車にはとても愛着があり、旧車マニアとなって長く乗り続けたいと考えているのだ。
リビルド品、というのは、事故車や廃車から部品を取り出した部品のこと。整備士によると、左右で年式が違っていて、光量も違っているとのこと。見つけてくれただけでもありがたいので、それでいいよとOKした。古い方も一生懸命レンズ面?を内側から磨いてくれて、ギリギリで車検を通過したとのことだった。今後しばらくは大丈夫だろうとのこと。では、最低でもあと10年は乗ることとしよう。
さて、ここで問題。画像を見て、どちらのヘッドライトが年式が新しいものか、あなたにはわかるかな?クリアできれいな方は、後期型の最終モデルの良品だそうだ。両方ともそれならよかったのに、事故車だから片側しか残っていなかったらしい。仕方ないね。車を引き取りに行ったのは昨日の夕方だったので、暗闇の中でヘッドライトを付けてみると、路面を照らす明るさが確かに全く違っていたので、苦笑いしてしまった。
納得がいかないこともあった。インスタでお店のアドレス?を登録すると3,000円引きというシステムだ。私はインスタをやっていないと事前に言っておいたが、車を引き取りに行った際に、その整備士が自分がアプリストアからインストールをしましょうかと親切のつもりで言ってきたので、かなり激しい言葉で拒絶してしまった。インスタやラインは、初期設定が重要であり、そこでミスをすると大変なことになると聞いたことがある。つまり、アプリが誘導するようにやってはいけないということなのであろう。私の穏やかではあるが強い言葉に驚いたのか、あるいは、既に明細にはインスタ登録割引と書いてあったこともあってか、その分の追加料金を取られることもなく、特別にサービス割引でいいですよと言ってくれた。
企業の理念としての、割引と何かの登録をタイアップするというやり方には疑問を感じる。一般的なこと、今では当たり前のことだと言われるかもしれないが、単に私の性格としてそういう手法が嫌いなだけである。多少の損はあっても、私は決してそういう誘いには乗らないし、やむを得ない場合を除いてそういう企業とは今後も付き合ってはいかない。今回は、登録しなくても同額という選択肢を用意してくれたので、許すことにしよう。2か月もリビルト品を探し続けてくれたということもあるのでね。
