いろいろと大変でしたが、自分が全てを企画運営をするライブやイベントよりは気持ちとしては楽でした。オーダーされた曲をひたすら演奏するだけで済むって、とっても楽でいいですね。ただ問題点もあって、それは、その要望に応えられるだけの技量が自分にはないということです。最近は、音楽活動に対する気持ちが後ろ向きになってきました(笑)。

開店前から会場入りをし、頑張ってセッティングしましたが、リハがなかなか始まらない。時間に余裕はあった方がいいから文句はないのですが、時間の無駄だなとは思いました。でも、朝のうちに機材を搬入しないといろいろと不都合がありそうだということは勝手に理解しましたが。
あえて言うならば、事前にそういったタイムスケジュール等の事情を教えてくれると嬉しいのですが、私は8時集合、他のメンバーは10時集合の理由がわからないまま、その場しのぎの対応をしておりました。ラインをやっていないので、こういうことはよくあります。
しかも、午後からは直前リハも含めて約3時間近くずっと演奏しっ放しという最悪の状態になり、大変な状況となりました。水分は鋭意摂取したものの、本番が始まってすぐに目眩がひどくなり、自分はこのまま演奏できるんだろうかと不安になるほどでした。救急搬送を頼まなければならないかもしれないという恐怖も感じながらの、ギリギリの状態での演奏となりました。ここで私がバタンと倒れたとしたら大勢の方に迷惑をかけてしまうだろうなと思いながら、必死に耐えました。でも、倒れる時は皆に知らせるためにシンバルをつかもうと冷静に考えていたよ(爆笑)。
不運はさらに続きました。演奏の途中で天気が怪しくなり、雨が降りそうな雰囲気になったので、巻きが入りました。風が強い中、譜面をクリップで止める間もなくカウントが出されて演奏が始まってしまうこともあり、何だか追い立てられるような演奏でした。演奏しながらあわてて譜面をセットした際には、ページが抜けてしまってどこを演奏しているのかわからなくなったときもありました。もちろん水分補給の余裕もなく、これはまさに命を削る演奏だなと感じました(笑)。全般的に悔いの残る演奏となり、皆様にもご迷惑をおかけしてしまいました。
※画像の後にも文章があります。
 

これが今回のセッティングです。午前9時半には終わっていました。10時からがリハだと思い込んでいたので、焦った焦った!


スネアの音が響き過ぎると感じたので、まんぼうの柄が入っている愛用の手拭いを打面に置きました。タオルだと直接叩いた場合には跳ね返りが吸収されてしまうことと、音色が変化し過ぎてしまうので、この手拭いは私にとってのマスト・アイテムです。実際には、たたんで打面の上部に置き、手拭いを直接叩かないことが多いです。

車に積む時は、こんな感じです。ここには映っていませんが、この後にドラム用セッティングマットや譜面台、その他細々したものが積み込まれました。ブルーシートの下にも、キックペダルのケースなどがあります。このコンパクトなドラムセットを購入して既に10余年、活躍の機会が増えて嬉しいです。いやいや、ドラムセットさん本人?が出番が増えて喜んでいることでしょう。擬人法でした(笑)
 

いろいろと予想していなかったことがありましたが、いい経験になりました。本番のトラは決して引き受けないつもりでしたが、先日の公民館演奏に続いて2回連続の本番演奏、ドキドキでしたが楽しい瞬間もありました。お声かけいただき、感謝しています。