愛煙家の皆様には申し訳ないが、タバコの煙は苦手だな。

体調的にも合わないし、おそらくタバコの副流煙によってアレルギー反応のような症状が出てかなり辛い。
かく言う私も、かなりの長い間、タバコをくわえていた。私の若い頃には、そうしないと、かまととぶっている(死語?笑)と思われたり、軽く見られるような時期もあったからだ。しかし、私の職種では受診義務となっていた結核検査を行った際に、衝撃の事実が判明したことによって、禁煙を決意したのである。
結婚を控えた年にいつものように実施した肺のレントゲン検査で、直径1cm以上のボリューム・スキャンが見つかった。医師からは、将来にがん化する確率が高いと告げられ、禁煙を強く勧められた。このことをきっかけとして、私は結婚と同時にタバコをやめる決心をした。
妻が、タバコの煙を毛嫌いしていたという事情もある。彼女は、私が外でタバコを内緒で吸って帰ってきてもすぐに気がつき、怒って近くに寄るなと真剣に罵倒してきた(笑)。そのおかげで?今はすっかりとタバコから離れることができている。感謝しなくてはならない。そのボリューム・スキャンは、今でも石灰化として人間ドッグの結果に毎年表記され続けている。
もともと小児喘息で苦しんでいた私は、タバコの煙が苦手だったはずなのに、苦しさを押し殺して10年以上も吸い続けてしまった。本当に辛いときは、いわゆる「キンギョ」と言われるようなふかしタバコでごまかすこともあった。でも、これはわかる人にはわかるんだ。私も、人のタバコを吸っている様子を見ればわかってしまう。ふかしタバコは特に女性に多い。蛇の道は蛇、ということわざどおりである。喫煙者の肺でニコチンをかなり濾し取られたはずの煙や、火をつけただけの副流煙でも甚大な健康被害があると言われているのに、ふかしタバコによってニコチンたっぷりの煙を店内に充満させられたのではたまらん!
飲食店やライブハウスでも、堂々とタバコOKを謳っている場所もある。私がよく行くあのスタジオまんぼう近くの居酒屋もそうだ。だから、私がその店に行く際には、他の客が来る前の早い時間、ほぼ貸し切りの時間帯を目指して、短時間で訪問している。残念ながら仕事の都合で早い時間に行けないことが多いので、まさに奇跡的に早く帰宅できたときのささやかな楽しみという感じになってしまう。
様々なライブハウスでも、タバコを手に何本もスパスパと、そして店内が煙い・・・という店に時折出会うが、そういう店は客の入りがそれほど多くなく、万が一ヘビースモーカーがいても短時間だからいいかな、と思うようにして耐えている。
実は、喫煙をしていない人が副流煙を吸った時の方が発がん率が高いという調査結果もある。ふかしタバコをしている人は、自分の肺に猛毒物質を送り込まずに、密室の店内に毒素を放出しているわけだから、迷惑行為だと考えることもできる。
注:あくまでも個人的な意見です(笑)。
画像は、わかり辛いかもしれないが、火のついたタバコを片手に、某ライブ店で演奏を鑑賞するお客さんたちの現実。見るからに煙い。ここでクイズ?画像では分りづらいかもしれませんが、果たしてこの中で何人がタバコをくゆらせているのでしょうか。