この鉢植えは、秋の花見川団地マルシェで、商店街の花屋で購入した。少し萎れてきた感はあるが、購入したときとそれほど変わらずに、元気な植物である。さすが唐辛子!
朝にパトロールのために歩いていると、ちょうど店の店主と思われる方が店舗のシャッターを開ける時間と重なっているようで、会うたびに挨拶を交わしていた。
そして、マルシェでついに彼と親しく会話をすることができた。店主や店員からいろいろとレクチャーを受けて、この唐辛子も含めて3種類の鉢植えを購入。3月末には胡蝶蘭を複数注文しますからね、などと親しく話をしてから店を辞した。その後は、同じように行う通りがかりの朝の挨拶でも、これまでよりは親しく感じたものである。
年が明けて1月、なぜか店は一度も開かなくなった。2月になり、閉店することになった旨の張り紙が突然貼られた。
その噂は、風の頼りに伝わってきた。
店主が突然倒れてお亡くなりになったとのことだった。私よりも若い方だったのに、せっかく親しくなったのに、切なさを感じる。本名は全く知らないが、ご冥福をお祈りいたします。

