このブログの読者である知人から、会話の流れの中で、アップしたインスタントラーメンの写真が5個入りセットの外袋の画像ばかりなのはなぜなのかというご質問をいただきました。もちろんそれが悪いというご指摘ではなく、理由を知りたいとのことでした。
5袋入りのパッケージは、販促のための様々なデザイン上の工夫がされているので、見ていても楽しく、そういった企業努力のすばらしさを紹介したいと勝手に考えています。
個々の袋麺のパッケージは、綿密に計算・企画されたものであり、短期間で変更したり大胆なアドリブを効かせたりするわけにはいかないはずです。きっと外袋の方が自由にデザインできるのでしょう、そのコラージュには様々な面白い工夫が見られて、嬉しくなってしまいます。そういう工業デザインの仕事も楽しそうだな、と昔から思っていました。
比較のため、個包装の乾麺の画像を貼ります。
さて、この2つのシリーズは、よきライバルです。両方とも、生麺テイストの麺のすばらしさはもちろんのこと、スープがすごく美味しい!
画像左側の豚骨スープも美味ですが、右側にある担々麺は、特に味が本格的です。これまでは、袋に担々麺と書かれている乾麺を買ってみても、結局はなんちゃって味の品ばかりだったので、このラーメンを初めて食べた時は衝撃を受けました。このまま具材を乗せて、ショッピングモールのフードコード等で商品として出しても、インスタントとはわからないのではないかと思うほどの、再現性が高いスープです。
あ、そっか。フードコートのラーメン自体がインスタント生麺でしたね。結局は、スープの味がインスタントラーメンの味の評判を決めているような気がします。独立店舗のラーメン屋でも、チェーン店等では缶詰めで届いたスープをお湯で溶いているだけという店もあると聞いたことがあるので、我が日本国の乾麺文化は、やはりすごいんだなと思ってしまうのです。
