カシオピュアのライブやリハで使いたいと考えて、3台のキーボードがセットできるキーボード・スタンドを購入しました。

断捨離とは、捨てることではなく、実は無駄な不用品を買わないことであると本で読んだことがあるので、そういう意味では今回の買い物は大失敗でした。
Amazonで買うと実物の詳細情報が完全につかみきれないので、私がいつもお世話になっている千葉駅前のS楽器店で購入することにしました。古くからの付き合いでもある馴染みの店員と一緒に、店内のパソコンでネット上の画像やスペックも確認して、慎重に選んだつもりだったのですが…実際に目にしたこの製品は、すごく背が高くて(長くて)たたむこともできないという恐ろしい代物でしたよ。確か、3台用スタンドなのにコンパクトにたためる、などと紹介文でPRされていたような…嘘つき!
貼り付けた画像を見ていただけたらわかりますが、88鍵ピアノタッチのキーボードと比べてもこんなに大きいんです。
店で箱から出してみて、店員と一緒にどうやったらたたむことができるのかと試行錯誤してみましたが、どうやってもできません。説明書すら入っていませんでした。使い方はネットで調べろ、ということなのかもしれないと店員が言っていましたが、そんなことあるんかい!
キャンセルして買わないことにしてもいいかなと一瞬思いましたが、わざわざ取り寄せてくれた馴染みの店員さんが気の毒に思えたので、結局買うことにしました。長在(ちょうざい:すごく長い期間在庫となっていたこと)だったはずのこの製品、今回私が買わなければ、再び長い眠りについたことでしょう。
ところで、コロナ禍になってから最初の夏に、私は意を決して大量の物品を処分しました。実はその中に、なんと!キーボード3台がセットできるスタンドがあったのです。イシバシ楽器オリジナルのコンパクトなスタンドで、シンプルな構造でした。大学生時代に買ったもので、まだまだ使える状態でしたが、もうキーボード3台を縦に並べて使う演奏機会など今後ないだろうと勝手に思い込み、え〜い、これからは断捨離じゃあ〜と気合を入れて処分をしてしまいました。
捨てずにおけば、カシオピュアのライブでそのスタンドを使用した際に、知らない人には昔の機材だと珍しがられ、知っている人には久しぶりに見たと懐かしがられたことでしょう。
断捨離は、まさに因果応報であります。
話を戻しますが、私の車でリハやライブの機材を運ぶ際には、後部シートを一番前までスライドさせてスペースを作って、やっと88鍵のキーボードが入るという状況です。あ、車種は9年落ちのアルファード・ハイブリットです。
今回購入した新しいキーボードスタンドは、持ち帰る際にいつものようにシートを前にしても収まらず、後席キャプテンシートの合間に無理矢理滑り込ませて何とか運びました。
まるでカンガルーか天空の城ラピュタに出てくるロボットのようなこのスタンド、外部スタジオでのリハや、4月29日のライブで使いたかったのに、他の機材も満載する私の車にこれを積み込むのは非常に厳しいと言わざるを得ません。
さて、どうするかな。こうなったらヤケクソだから、古くてボロでもいいから安いハイエースかタウンエースでも買いますかね(笑)
※ハイエースやタウンエースとは、商用バンの固有名称です。キャラバンやバネットバン、エルフやボンゴブローニーバン(笑:昔の車です)じゃなくてすみません。やぶくんなら、意味がわかりますよね(笑)