果たしてこれは名機?銘機?、それとも迷機?
様々な楽器や機材・機器を紹介していきますので、興味がある方も無い方も、どうぞお楽しみください。
忙しい日々ですが、時間を見つけては、部屋や倉庫の片付けをしています。遅々としてなかなか進まないのですが、のんびりと取り組んでいます。
長年モノを処分できずに時間が過ぎてしまい、今となると「なんじゃこりゃ〜」というような品物がたくさん発掘されます。

〈エントリー act.7 ベンチャーズという名のフォーク・ベース〉
積み重なる荷物の奥底に長年眠っていたこのベース、ついに掘り当てました。20歳代中盤に、参加していた某バンドの先輩メンバーから買いました。なかなかグッとくる金額でしたね。
当時の私はカントリー・ミュージックを演奏するバンドにサポート参加しており、毎週土曜日に飲食店で演奏していました。最初はベースで参加、その後はキーボードの手ベースとキーボード、またはベース鍵盤とキーボードでマルチ演奏という時期もあり、30歳代になってからは、他のベースの方が定期的に参加してくださるようになり、私はキーボード専任となりました。当時の経験はいい思い出です。毎週演奏するというのは、スキルアップにはとてもいいことですね。私の仲間も、たくさんの方が演奏を聴きに(食事をしに?笑)来てくれました。当時の私は他にも多くの音楽活動を抱えていましたが、この土曜日の夜だけは、他の依頼があっても断って、毎週休まずに出演していました。
このブログの読者の皆様の中には、「カントリー・バンド」という言葉を懐かしく思われる方もいるはずです。
そのお店の名前は、蘇我にある「スワン」です。今もお店は健在で、先日もテレビで取り上げられていたようですよ。
私が演奏をしていた頃のマスターは、ウエスタン&カントリーが大好きな方でしたが、今はお嬢さんに経営者が代替わりしていて、コロナ禍をきっかけとして残念ながら今は生演奏はもう行ってないようです。
このフォーク・ギターならぬフォーク・ベースは、カントリー・バンドのメンバーのひとりから、購入を打診された楽器なのです。
いいも悪いもわからずに、ま、これも付き合いかなと考えて言い値で買いました。造りがフォークギターのような、謎のベースです。名前がベンチャーズというのも、何か不思議というか胡散臭い(笑)というか…誰か情報をお持ちの方がいたら、教えてください。
でも、演奏してみるとなかなか面白い感じでしたので、買ったことに後悔はありませんでした。ただ、ケースが大きくて楽器本体もかなり重かったので、機動性に優れているとは言えず、一度スワンの演奏で使っただけでその後のライブで使う機会がないまま、超長年休眠させてしまいました。あ、他にも一度だけ、話題つくりのために?何かのセッションに持参したかもしれません。
今後はこのベースを使う機会を増やしたいのですが、大きな問題があります。このベースは、私が持っているどのソフトケースにも収まらないのです。このハードケースのまま運ぶしかありません。電車やバスでこれを持って移動するのは無理かなあと。車に積むことにしても、かなり苦労しそうです。試しにと思ってケースだけを持って後部座席に横向きに置いてみようとしたら、長すぎてドアが閉まりませんでした。
これから音出しチェックをします。ケースを開けた時は、おそらく30年以上前の空気がもあっと出てきましたわ〜。