今回もインスタントラーメンではなく、レトルトカレーのこと。
今回写真で紹介しているレトルトカレーは、私も大好きでよく食べる商品なのですが、大変身をしました。新商品は、湯煎だけではなく、電子レンジでの調理が可能となったのです。もちろん、他の商品では既にレンジ対応の品物がたくさん発売されていますが、このシリーズではずっとこれまでの湯煎優先のレトルトパックを続けるのではないかと予想していたので、突然の変更は意外でした。
お店に新旧両方が同時に売っているという幸運があり、もちろん両方買いました。パッケージも変更してきましたね。写真を掲載したので、比べてみてください。フルモデルチェンジなのに、並べてみないと変わったことに気がつかないという、絶妙なデザイン変更です。
さて、いい機会なので、湯煎とレンチンのどちらが便利なのか、味に違いがあるのか等、研究してみました。
実は、新旧のどちらも、レンチンと湯煎の両方とも可能です。ただ、これまでのレトルトパックだとそのままレンジに入れられないため、一度器に移してからレンジに入れなくてはならないのです。他の製品でやってみたこともありますが、冷たくて硬くてゴワゴワしたルウを全部絞り出すのが、なかなかうまくいかない感覚です。湯煎の方が、器に移す際にポタポタと最後の一滴近くまで絞れます。
一般的に電子レンジ使用版の場合には、箱のふたを開けてからそのままレンジに入れるだけでよく、約1分と少しであっという間に完成というところが魅力です。湯煎だとかなり長時間、物によっては6分とか7分という長時間ぐつぐつ温めますからね。
この商品の場合は、旧商品の湯煎は5〜7分、レンジの場合は2分と記載があり、新製品の方には、レンジで1分20秒(600W)と書かれてあります。湯煎時間は同じでした。
一人で食べる際はよいですが、例えば家族分作るとかそういう流れになった場合には、レトルトを大鍋のお湯に4つまとめて入れて温めて6分の方が、レンジで1分20秒ずつ4人分作るよりも早いかもしれません。手際よくやって、同時間かなというところです。レンジで順々に作ると、最初に温めたカレーは少し冷めてしまうかもしれないので、順次食べるということならいいかもしれません。
あと、これは私の個人的な理由ですが、実はご飯も電子レンジで温めています。○トーのご飯とか、ア○リ○オー○マの低○製○米等を使っていて、炊飯器は使っていません。一人分だけでも、最初にご飯をレンチンして皿に移して、次にカレーを1分20秒温めるという手順にジレンマを感じることも否めません。
レトルトを湯煎て開始して、キッチンタイマーを見ながら残り時間を計算してご飯をレンチンするというパターンが私の人生に染み込んでいるので、少々戸惑うことも事実です。ただ、炊飯器でご飯を炊くという普通の方(笑)には、レンジで加熱できるレトルトカレーは、誠にありがたい存在であることでしょう。
さあ、試食です。写真にあるカレーの写真ですが、右側が湯煎、左側がレンチンです。器が違うのは、単なる家庭の事情です(苦笑)。
見栄えは変わりません。公平を期すために、ご飯は先にレンチンしておいて器に盛り、湯煎とレンチンの終了タイミングが合うようにして、盛り付けました。
味は…両方とも美味しかったです。違いは全くわかりませんでした。たまたまかもしれませんが、入っていたジャガイモの歯応えに違いを感じましたが、そもそもレトルトにジャガイモを入れるというチャレンジをリスペクトしているようなすばらしい製品ですから、レンチンの影響だという感触はありません。湯煎の時間の微妙なところで、入っている具材の柔らかさが変わってしまうのかもしれません。
研究、と言った割には、大した成果が得られずに残念ですが、これからもこういったアホなレポートを時々発信しますので、今後ともご愛読をよろしくお願いします。