『髪の毛伸びました!切りましょう!』 | 兄は心の病気~自閉症の兄~

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息子が1歳くらいのとき

髪の毛が伸びすぎて

ふさふさになったので主人が散髪をしました。


実家に遊びに行った時にそれを見たお兄ちゃん。

『髪の毛散髪しました!はさみで切ったの!

バリカンで刈ったの!』


*本当は「?」と疑問系で投げかけているのですが

語尾が強くて「!」なります。


「はさみで切ったんだよ」


『はさみで切りました!かっこいいですっ!!』

といいながら頭をなでます。


本当に少ししか切ってないのに

よくわかったなぁと思いました。


前の記事にも書きましたが

私はよく、実家に泊まりに行っていました。

そのたびに

『髪の毛、短くてかっこいいです!

今度はバリカンで刈ります!』


何ヶ月か経った時には

『○○くん!髪の毛が伸びてきました!

床屋さんです!』


と、言ってはお兄ちゃんのひょいと膝の上に

息子を座らせて

テレビのリモコンをバリカン代わりにして

『バリカンで刈ります!さっぱりしようねっ!』

と言って口で『ヴゥィーン!』

なんてやっています。ちゃんと手も

動かして。

『ハイ!終わりです!さっぱりしましたっ!』

それはまるで床屋さんごっこ。


見てみて、笑ってしまいます。

息子もポカーンとしていたり

ニコニコしてたり。泣く事はありません。


小学生になった今も

実家に遊びに行くと

いつのまにか息子の隣に座り

頭をなでながら

『○○くん!髪の毛伸びてきました!

床屋さんへ行きましょう!』

といってはテレビのリモコンで息子の頭を

刈ってる真似をします。


さすがに膝には乗せなくなりました。


私にも念を押すように

こういいます。

『○○くん髪の毛伸びてきたね!

さるさるさー!

床屋さんに連れて行きましょう!』


「え~まだ大丈夫だよ」

なんていうと

『髪の毛伸びすぎです!床屋さんで切りましょう!

男はスポーツ刈りっ!』


でもお兄ちゃん、本当は

甥っ子の丸坊主が好きみたいです。