前夜までの雪も上がり、きれいな青空のもと(と言っても公民館の中だけれど)、
法政大学法科大学院教授の佐藤彰一先生をお招きして、
セミナー「成年後見制度ってどんなもの?」
を開催することができました。
参加者は50人近く。
年代も、まだ(知的障害をもつ子供が)小学生の方から、成人している方まで、パパの参加も数名あり、このテーマに関する関心の高さを感じます。
佐藤先生のお話はわかりやすくて、「やさしく解説してくださったので、よくわかった」「もっと聞きたかった」「参考になった」「具体的に(後見を)考えたい」という感想が多々。
「成年後見」って、「親亡きあとのため」というイメージだったのですが、そうじゃなくて、子どもが成人する時には、(実際に後見人を選任するかどうかは別として)ちゃんと考えておいた方がいいんですね。
お子さんのタイプによっては、後見人をつけたことで、社会の中でトラブルに巻き込まれた際に役に立つこともありそうですし。
何よりも大切と感じたのは、制度をしっかり運用し、後見人をつけました、というだけで「これでこの子はこの先安心」ということでは決してないということ。
障害をもつ一人の人の周囲に、その人を支援するフォーマルな制度からインフォーマルな人間関係まで、たくさんの人との関係が豊かに築かれて、その中のひとつとして「成年後見」という制度が置かれたなら、この制度も最大限の力を発揮するのでしょう。
佐藤先生のお話は、もっともっといろんな人に届けたいな~、その必要があるな~、と今考えております。
ご参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。