1年でいちばん楽しい3日間、こもりく2010終了~。
終わったね~。終わっちゃった。
今年はあっという間だったなぁ。


片づけがほぼ終わって、ステージのあったあたりで
賄いのお昼ごはんをみんなで食べて
疲労がピークの状態で、ふっと後ろを振り返った時。

賑やかだった飾り付けがきれいに取り払われて、
人はもちろん誰もいなくて、スギの森は元通り。
静かになった森を見て、
それからちょっと上を見上げたら、
木漏れ日がきらきらと光っていた。

それを見た瞬間、
ああ、今年も終わったんだなぁ…と思った。






こもりくは、今の私の、原点になったお祭りだ。

寂しさもたっぷりだけれど
それ以上に、これでまた1年頑張れるなぁと思う。
エネルギーをたくさん充電して、しみじみ、ありがたい。
そう。なんだかとってもしみじみとして
あったかい心持ちになる。
それがこもりくなのだ。




いわゆる世間でいうゴールデンタイム。
今年は、サプライズなゲストが登場した。

理由なんてなく、ただただ、嬉しかった。
その静かな歌声の時間に、
しみじみ、しみじみしていたら、
すごいことに気がついた。

こもりくで繋がった人たちだけじゃなくて、
藤野という場所をとおして繋がった
たくさんの、大好きだったり、大切だったりする人々。
そういうたくさんの人たちが、
この会場に、ほとんどいたのだ。

きのぷらのメンバー、仲良しの藤野友だち、
ほかのイベントでわいわいお話している顔なじみのすてきな人々、
大好きなアーティストさんに作家さん。
ひかり祭りの関係者や子どもたち。
本当に、みんながいた。
藤野でも山奥のキャンプ場で、
大規模とはいえないへんてこりんなイベントに
大好きな人たちが、みんないた。

大好きな場所で、大好きな人たちが楽しそうにしていて
私もそこにいて、全部がぐるぐる混ざり合って
結果的に、ひとつのお祭りを創りあげていて
これってなんて幸せなんだろうと思って、
もうなんか感動しちゃって、
みんなの顔をひととおり思い浮かべたあとは、
もう、森と空しか見られない。



こもりくは、すごいなぁ、と思う。
すべてを、誰でもを、受け入れてくれるから。
みんなが肩の力を抜いて、笑っていられるから。





そしてそのあと、しげさんが
いつものように狂ったようにシャウトして
ロックンロールが始まって、
みんなが踊りまくっているのを見た時、
オレの感動は踊りと笑顔になって、
らせんのように全部と混ざって
森の木立をあっちへこっちへ駆け抜けて
空のほうまで繋がっていきました。




今年はひかり祭りの実行委員にもなって
なんだかわからないけど次から次へと仕事がきたり、
頼まれごとが続いたり。
それ自体はとっても良かったんだけど
公私とも春からずーっと目まぐるしくて
自分が全然ゆる~くなくて、
こもりくの会議にもなかなか参加できなかった。
こもりくだから、それで大丈夫、っていう
安心感があったからなんだけど。

準備の朝、竹林に集合した時に
ありえないぐらいワクワクしている私がいて
それはとっても無条件なワクワク感で
この先何があろうと、
根っこはどこまでも根っこなんだなと思った。





じつは当日、体調不良で一時帰宅したり
大変だったのだけど、それでも
1年分のエネルギーをいただきました。

ありがとう。こもりく。
大好きで大切なものが、
こもりくの中には、
やっぱりありました。


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今年なぜだか写真をまったく撮っていなくて
唯一撮ったのがこの写真1枚。なぜかこの1枚。
ビビットな洋服に身を包んだ、
わりと顔が濃いめな(笑)男3人衆。

右から、オレの大大大好きな、
こもりくの「この指とまれ」係のうそまことさん。
いろいろいろな縁が結びついて、
準備から片付けまでがっつり参加してくれた、
ライブペインティングで参加のはまちゃん(ヤング)。
3年前、オレと藤野の仲間を結びつけてくれた岳さん。

意外と、今年のこもりくを象徴している気がして
なので、載せちゃいます。

$藤野町で山暮らし~フジノぼんの日々


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しかし今年は、
ひかり祭りとこもりくでかなり満たされたので
すっかりイベントの季節が終わった気分だ。
実際は、11月ぐらいまで、
藤野は毎週どこかでイベントがあるのだけど。