弱音を吐いた。みんなの前で。
まぎれもない弱音だった。かっこ悪かった。
ここでいろいろなことを遠回りに言い訳がましく書いても、
結局ただそれだけのことだったんだって、口にした瞬間わかる。

無駄に負けず嫌いで、無駄にプライドが高いのは
やっぱり無駄なことでしょう?
わかっていたからこそ認められなかったのだけど。

誰かを前にして弱音だけを吐いたのは、
たぶん2度目だ。かっこ悪い、おれ。

それでも私を必要と言ってくれたあなたやあなたやあなたがいて、
私の姿に涙してくれたあなたがいて、1度目のあなたもいて、
ああ、愛されてるなぁーおれ、と
私は今日思ったのです。

いちばんかっこ悪い部分を見せたら
怖いものがほとんどなくなってしまいました。