全国から選ばれた大つけ麺博が9~10月にかけて浜松町で行われた。
と言うか行われたらしい。
なにせ地方にいては行けるはずもないので知らなかった。
ところが地元の繁盛店の「麺屋あごすけ」が第3位になり話題となる。
因みに順位は
【第一位】中華蕎麦 とみ田 「六年目の豚骨魚介」
【第二位】ラーメン 龍の家 「つけ麺 もつ」
【第三位】麺屋あごすけ 「越後甘海老つけ麺」
【つけ麺の達人賞】麺屋 一燈 「濃厚魚介つけ麺」


この店は日頃から行列が出来ていてなかなか入れない。
それでもこのつけ麺は10月末までの限定なので、行列を覚悟で出かける。
開店の40分前に着くがすでに30~40人の行列。
さすがに考えることは一緒だ。県外ナンバーの車もチラホラ見かける。
なんとラーメンにたどり着くまで2時間。当然こんな事は初めて、これからも無いだろう。
入り口の近くに
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しかも値段が通常950円のところ感謝を込めて800円とは泣かせますね。

店内にはいると客単位で席に誘導してくれる。
その為にテーブルでは相席にならずゆったりしている。
挨拶もしっかりしているし、接客のすばらしさもレベルが高い。
店の外ではかなり待たされたが、店内に入ってからはすぐにラーメンが出てきた。
その辺も客の心理をついてますね。

当然注文したのは越後甘海老つけ麺
頑張って大盛り(110円増し)、チャーシュー増し(300円)、味付けたまご(100円)
写真はノーマル
¥800(950)
あごすけつけ麺

つけ麺博の店のコメントに書かれていたのが、
「新潟名産の甘海老と佐渡の焼きあご、上越のメギスをタレに、妙高産コシヒカリの米粉を麺とスープに、糸魚川の地酒の酒粕をスープに使いまいした。1杯で新潟が楽しめます」
化学調味料を使わず厳選された素材を使用し、丁寧に良く研究されたラーメン(作品)になっている。

実際に食べてみると一口目でガツンと来る。
甘海老の風味と豚骨白湯のクリーミーさがすばらしい。
麺の表面にはくっつかないようアゴ油がぬられ、メギス魚醤を麺にふりかてあるという。
この辺では珍しい太麺の縮れになっていて迫力がある。
大盛りでかなりの量があったが、箸が止まらず最後まで美味しく頂けました。

具には目立たないが岩のり、菜っ葉は珍しい江戸菜を使用。
江戸菜は初めて食べたが、クセがなく濃厚なスープの箸休めになる。よく計算されたトッピングだと思う。
チャーシューは麺、スープ同様に丁寧に作られている。脂身のくどさがなく、それでいてジューシーな食感が残る。
味付けたまごも黄身がトロッとしていて良い感じ。
変わっているのがラスクとえびせん、麺でお腹が一杯なのでラスクは食べたがえびせんは残す。
ラスクも付け汁に浸けて食べると美味しいんだろうが、ちょっと余裕なし。
調味料として海老辛子、少しずつ入れたがそれほど辛くはなかった。
写真に写ってないがスープの割り下もある。入れると薄くなりそのままの方がコクがあって美味しかった。

すべての料理を美味しく頂くには普通盛りで良かったかな。
この店の公認ブログにも書かれているが、本当に真摯にラーメン作りをされていることがわかる。
http://cat.lolipop.jp/agosuke/

ラーメンと言うよりも料理と言うような作品でした。
2時間待った甲斐があった。
最近ご無沙汰していたが、又出かけて今度はレギュラーのラーメンを頂きましょう。

営業時間
[月~金] 11:30~14:30 17:30~21:00
[土・日・祝] 11:30~15:00 17:30~21:00
ランチ営業、日曜営業
水曜休み