2022/04/02(Sat)
こいつがムーバブルドリブンシート(センタースプリングシート)というパーツでマイナスドライバーでこじったりグリグリしながら引っこ抜く。
ムーバブルドリブンシートを外すとムーバブルドリブンフェイス(トルクカム)がお目見え。
本来グリスがたっぷり詰まってる様なんですけどカスカスやなぁ・・・。
ムーバブルドリブンピンを抜いてみた。
ピンが入ってた穴も摩耗して楕円形になっとります・・・。
ムーバブルドリブンフェイスを引っこ抜いて内側から観察。
トルクカムの溝も偏摩耗しとりますな・・・。
クラッチシューとクラッチハウジングはまだ大丈夫そう。
ちゅうことでここまでバラしたわけですが・・・
どうやら、今回は(というか前回も??)ベルトが犯人ではなくトルクカムらへんの寿命のせいっぽい。
トルクカムが偏摩耗して動きが悪くなると変速がうまくいかずベルトやらウェイトローラーに負担が掛かるらしいです。
スクーターの駆動系の消耗品ってベルトとウェイトローラーとクラッチシューくらいかと思ってて、トルクカムなんて駆動系の改造で取り換えるカスタムパーツみたいなイメージがあったんやけど実は重要なパーツやったんですな(笑
ほんで50,000kmも超えてきたらその辺もヘタってくるって事ですわな。
ってことで丸っと交換しようと台湾スズキ純正のクラッチアッシを注文しました。
台湾スズキ製と国産スズキ製があるらしいけど同じ??
左が元々付いてたやつで右が台湾スズキ。
この画像だけ左右逆やけど元々付いてた方のシューが分厚い??
ということで一式揃ったので交換作業を進める。
右からキタコ パワードライブKIT タイプX、ドライブベルト タイプX、台湾スズキ クラッチシューアッシ。
ベルトとクラッチを取り付ける。
新しいプーリー。
取り付けようと思ったらランププレートが付かない!!!!
キタコのパワードライブKIT タイプXにはランププレートは付属しておらずノーマルのランププレートを使うんやけど、前のオーナーがグロンドマンのパフォーマンスドライブキットとやらに交換した時にランププレートもグロンドマン製に替わってしまってたんで、ランププレートが合わないんです・・・(汗
仕方ないのでベルトとクラッチ側のみの交換。
クラッチハウジングはまだ使えそうなのでそのまま使いました。
せっかく買ったキタコのパワードライブキットは静かに箱に仕舞いました・・・。
試走してみると加速が見違えった。
加速も力強くなったというか瞬発力が上がった感じかな?
毎日乗ってたんで劣化にも徐々に慣れてたんやろうね・・・。
かなりモタついてたんやなぁと実感。
う~ん トルクカム様様ですわ~♪
とりあえず普通に走るようにはなったけど・・・。
今回交換したドライブベルトはパワードライブKIT タイプX専用品だそうなんで、早急に純正のランププレートを取り寄せてプーリー側も交換したいと思います。
【今回使用したモノ】
◆キタコ パワードライブKIT タイプX
◆キタコ ドライブベルト タイプX
◆KN企画 台湾スズキ純正 クラッチアッシ
【以下参考商品】
◆スズキ純正 ウエイトローラー
◆スズキ純正 クラッチカバーガスケット