施設見学の案内者が、入居相談員という いわゆる営業担当者だった場合には、介護の責任者と話をすることをお勧めします。



たまに「営業の○○さんが誠実だったから入居を決めました」といわれるお客様もいらっしゃいますが、残念ながら入居後の関わりは皆無といっても過言ではありません。また、施設長やホーム長といった管理者は、異動も多く実態をあまり把握していない場合も散見されます。


なぜ介護部門責任者が重要かというと、スタッフ構成の中で9割近くを占める最大派閥が介護部門です。日常的に関わるのも介護スタッフになり、介護部門責任者のキャリア・資質がわかれば、その施設のサービスレベルが大体把握できるということになります。



確認方法は簡単です。質問は、以下の2つだけ。



「この業界にどれくらい勤められているのですか?」

「スタッフで介護福祉士は何名いますか?」


資質の部分については、質問に対する受け答えやインスピレーションで判断して下さい。


医療依存度が高い場合は、看護部門の責任者とも具体的な対応方法について相談しておいた方が良いでしょうね。