6月4日、10ヶ月ぶりにわが手元に帰ってきたベビーオルガンです。
才気堂の渡辺さんが、わざわざ群馬から届けてくださいました。
80余年の間に風袋が破損し、勢いよく踏み込んでもだんだん出なくなっていった音色が、今、まさに生き返ったように甦りました。
うれし~いなあ!!![]()
弾いてみると、力強く、のびやかな音色・・・ああ、これが大正の音色
だったんですね。
今回は内部の修理だけではなく、外装もお願いしました。なんと言っても見た目のお洒落さ、この愛らしさです。インテリアとしてほしいという人が多いのにも、ううん~頷けます。
ピアノ調律師でもある渡辺さんは、リードオルガンの修復に情熱を傾けるかた、独自の方法で修復を手がけられ、忘れ去られつつある数多くのリードオルガンの修復に携わっておられます。滅び行くリードオルガンの音色に何より愛情をもっておられるんですね。
今回、渡辺さんは外装の塗料にもこわだりました。できるだけ当時の復元を試みてくださり、戦前の塗料「セラックス」 というニスを使い、木目をくっきりと出すよう、仕上がりが美しくなるよう、時間をかけて修復してくださったのです。専門的なことですが、この塗料は別名「ラックニス」とも呼ばれ、「ラックカイガラムシ」の分泌液をアルコールに溶かして作った自然の塗料だそうです。
また、ペタルにも渡辺さんのこだわりがあります。ペタルは牛革で手描き~もともとペタルの模様は残っていたので、当時のままが再現されたといえます。オイル加工された牛革には、どんな塗料ものらないそうなのですが、ただ一つだけ「カシュー」という塗料ならしっかりとついて、耐久性もあることを発見・・・何台も修復されている試行錯誤のなかで発見されたのですよね~
このペタルは、高級ピアノの塗装に使われる塗料「カシュー」を使い、1色で2時間ずつ、6日がかりで模様を完成させたとか。このほか、オルガンの目に見えない細部にもいろいろとこだわりが~
全体的に満足のいく修復です。本当に有難うございました。
それにしてもそれにしても、大正時代の模様は、はっきりくっきり、なかなk派手ですね。
わずか39鍵という小さなオルガンで、空気持ちも悪く、子どもの玩具といった感もあるベビーオルガンですが、なんといっても瀟洒なボディーが魅力~
manbeeのいちばん大事にするベビーオルガン(別名金魚オルガン)です~
初め知ったことですが、ボディーが馬の鞍に似ていることから鞍型オルガンとも呼ばれているそうです。これから先、80年は大正の音色が楽しめそうです。
せっかく、はるばるとわが県に来ていただいたことでもあり、我が家の第1子「明治41年製造」を持ち帰ってもらいました。いつになるか分かりませんが、こだわりのmanbeeとしては、信頼するこだわりの渡辺さんに第1子も修復していただきたいと思っているのです。
さあ、次は、いざ「修復記念の
オルガンコンサート」へ・・・・・・・・実現させたいなあ~
2010、 7、 11



































