少し肌寒くはあるが
心地よい朝だ...
昨日降った雨のせいか
いつもより湿度は高めのようだ...
山へ入ると・・・俺は
アスリートのごとく
颯爽と走り出し、
アスリートのごとく
颯爽と走り出し、
すぐにトップスピードに乗った。
(↑ ポフポフ走ってる感じだろ!)
風を感じる。。。
気付くと森のどうぶつ達が、
俺の真横で並走している。
野うさぎ、、、
鹿の親子、、、
インパラ、、、
カンガルー、、、
ヌーの大群、、、
スーザン・ボイルの大群、、、
(↑ おい、変なの混じってんぞ!)
やはり早朝のジョギングは、最高だ...
そして、このトップスピードに乗った俺を
もう誰も止められやしない...
(↑ 下りで踏ん張りが利かなくて、
制御不能になってるだけだろ!)
しばらくヌーの大群に混じって
走っていると・・・
急に目の前の道が消えた!
高い崖の上に出てしまったのだ。
崖の遥か下方には、、、
タンザニアとケニアの国境を流れる
マラ川が見える...タンザニアとケニアの国境を流れる
(↑ 単なる小川だったろ!)
俺は、覚悟を決めると
ヌーの大群とともに
その崖を駆け降りていった。
そう、それはまるで、、、
イッテQの「チーズ転がし祭り」のように...
(↑ これ、分かる人いるのかよ!)
重なり合うヌー達の巨体・・・
仲間達に踏みつけられ
川まで辿り着く前に
その使命を終えてしまうモノも
少なくなかった...
傷だらけになりながらも、なんとか
川の手前まで下り切った我々・・・
ヌーと人間・・・
種族は違えど、不思議と友情のような
熱いものが芽生えてきたのを肌で感じた...
(↑ なんか安っぽいアニメみたいな展開になってるよ!)
前日の豪雨の影響で
容赦なくその牙をむく激流・・・
対岸に渡らなければ、
先へ進めない...
先へ進めない...
(↑ だから小川だよ!せせらいでいたよ!)
俺は、ヌーの群れのリーダー「洋一」に
目配せをし、互いに深くうなづくと・・・
深呼吸をしたのち、、、
その猛威をふるう激流に挑んでいった。
ヌー達もそのあとに続く!
(↑ ねぇ、こんなの書いてて楽しい?)
おやっ?
後続のヌー達の様子がおかしい!
激流にのまれ下流に流される個体もいたが、
川の中央で不自然にもがく数体!
・・・ワニだ!!
その種の中でも強暴かつ非情極まりない
ナイルワニの仕業だ!
なっ!!
まだ年端もいかないヌーの子どもが
まだ年端もいかないヌーの子どもが
2体もの巨大ワニに
襲われている!
襲われている!
洋一(← ヌーのリーダーね)が
勇敢に応戦しているが
勇敢に応戦しているが
もう時間の問題だ!!
俺は、立っているのがやっとの状態で
戻ることもままならない。
そっ、そうだ!
俺にはこいつが・・・
俺にはこいつが・・・
ザックの中から
を取り出し、、、
目標に銃口を向ける...
目標に銃口を向ける...
フッ、、、ジ・エンドだ・・・
アディオス・・・
バキューン!バキューンって
これ、、、
折りたたみ傘やないかーい!
くそっ、絶体絶命・・・!
これが弱肉強食ってヤツか...
さすがの俺も折りたたみ傘では
お前を救ってやれそうもない、、、
スマン...
と、あきらめかけたその時、、、
どこからともなく
美しい歌い声が・・・
しかし、どこからこの歌が・・・?
んっ、崖の上か?!
水しぶきに視界を奪われながらも
俺は目を凝らして崖の上を見た...
スッ、
スーザン・ボイル!
(↑ 本日、大活躍...)
聞こえてくる曲は、、、
「夢破れて(I Dreamed a Dream・・・)」
その美声に
「Britain's Got Talent」の審査員達はおろか
ヌーを襲っていたナイルワニ達も
攻撃を止め、聴き入った。。。
今がチャンスだ!
ヌーの大群は、なんとか無事に
対岸へ辿り着いた...
(↑ ここまで、長かったな~)
(↑ 実際は、小川飛び越えただけだろ!)
俺は、、、
スーザンと洋一と
固い握手をかわし
スーザンと洋一と
固い握手をかわし
別れを告げると再び風になった。
早朝のあの独特な空気を
体内に取込みながら
黙々と森の中を駆け抜ける。
だがこの直後、、、
あんな史上最悪の事件に巻き込まれるなどということを
この時の俺は、、、
知る由もなかった...
またつづきますけど、問題でも?