さて、昨日の言葉には力がある①の続きです。
A先生の一言で俄然やる気を見せたB君は、目覚ましく成績が上がっていきました。
三年生に進級して、高校受験指導が始まった頃の事。
ある日B君の担任C先生が、A先生に食ってかかってきました。
「B君が難関高校に受験希望を出してきた」
「確かにここ一年程の成績は、目覚ましいものがある」
「しかしそれまでの成績が全く振るわず、これでは内申書が書けずに困っている」
「A先生が、調子に乗せたから云々」
と、文句たらたら。
A先生、うんうんとC先生の話を聞いています。
そしてA先生はおもむろに「ところでC先生、先日ボーナスは受けとりましたか?」と、聞きました。
「何を言っているんですか!この間A先生と一緒に受け取ったじゃないですか!」
C先生、ちゃんと答えてくれました(笑)
A先生は、それを聞いて一言。
「先日のボーナスには、担任としてB君の内申書を書く仕事分も含まれています」
「そのボーナスを受け取ったのなら、B君の内申書を書く仕事をやりとげなさい!」
と、ひるむ事もなく言いました。
C先生は驚き、何も言えずに引き下がっていったそうです。
その後、無事内申書も提出。
そして、B君は見事に難関高校に合格!
大学進学も果たし、今ではニューヨークの証券取引所で働いているそうです。
B君は帰国するたびに、A先生に会いに来るんですって(笑)
A先生がひるむ事なく、C先生を一喝した事でB君の未来が開かれました。
C先生も、言い返す余地もなかった事でしょう。
もしかしたら、自分の教師としての姿勢を振り返るきっかけになったかもしれません。
「言葉には力がある」
20年近く前の話ですが、私は時々この話を思い出して、自分を振り返っています。
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