前たけとが夜中に家来て
一緒に寝てたときの話★
いつも腕枕してもらって寝るんやけど
そのとき
たけとは眠りについてて
まなは寝付けてなくて
たけとの寝顔を横から見てた。
ずーっと見てた。
見ながらただ一つ
「よかった」
って思った。
思い出そうとしたわけじゃないのに
脳が勝手に思い出してた。
今までのこと。
高校時代はいつも
楽しくておもしろくて
まなが武人以外に
信頼できる人おらんかったから
武人といることが
本間に楽しかった。
そりゃあ嫌なこともあったし
喧嘩も言い合いもした。
でも思い出すのはいつも
楽しいことで
腹立ったことも
2人で笑って思い出せた。
でも大学に入ってからのことは
高校とは違って
今でもできれば
思い出したくない。
武人を殺そうと思ってた。
どうやって殺してやろうかと考えてた。
生かしておいてたまるかとまで思ってた。
「何で別れたんやろう?」
それが永遠にまなに付いてくる。
別れずに離れずに
高校時代の延長でいれてたら
そんなこと
思わずに考えずに
すんだのにって思う。
武人には何だって言えるのに
どんなけ勇気振り絞っても
言えやんかった。
「まなたちを引き離したのは誰やった?」
これだけは
いつまでたっても聞けやん。
その日聞こうと思った。
でもやっぱり無理やった。
そこで思ったのが
「よかった」てこと。
だって聞けやんくても
今こうやって
横にいれるんやもんな。
誰か分かったところで
過去は憎めやんもんな。
いっぱい嫌なことあっても
今幸せな幸せがある。
なんか知らんけど
泣いてたわぁ、、、
武人の腕に涙が落ちて
それで武人が起きて
どないしたんやー?言うて。
何でも言うてやー?
言うてくれてんのに
何もあらへんわー!はよ寝ぇな!
としか言えやんねんな。
まなちゃん泣いてるやん!
俺と会えたんが
そんなにも嬉しかったんか!
そりゃ泣けるよなぁ、、、
俺みたいな人の横で
寝れるんやもんなぁ、、、
泣いて喜ぶ気持ちも分かるわぁ!
とかキッショイこと言うて
笑わしてくれよんねん(笑)
アホか!ふざけんな!
て言うたら
あーいつものまなちゃん!
て言うてくれる。
でもすごかったのはここからで
武人が寝てる間に
まなが思ってたこととかは
全く口に出してないし
聞きたかったことが
聞けやんかったことも言ってないし
寝る前にそれらしき話
してたわけでもないし
ただまなが何も話さずに
泣いてもうてただけやのに
もう何も思わんで良いよ
もう離れへんから
ずっと一緒におるから
俺は愛美の横にいるから
心配しやんで良いよ
ごめんな
て言うてくれてんな。
スゲーって思った。
何も話してないのに
まなの気持ち伝わってて
武人の気持ち伝えてくれた。
それがめっちゃ嬉しかったし
めっちゃ安心してん。
武人はまなが言いたいことを
分かってる。
じゃあもう言わんで良いやんか。
そうゆうこと。
今度こそまなが守ってあげるから。
もっともっと強くなってみせるから。
もう武人が余計な心配しやんように。
それとねぇ
まな決めた。
誰が2人を離したか
もう探らない。
本間は知りたいし
知ったら挨拶しに行く。
もしくは大人しく心ん中で
めった刺しにする。
けど
そんなことも意味ないかも。
まなたちが今幸せなら。
まなたちが今幸せで
笑顔で円満に過ごせてるなら
それがまなたちにとっては
何よりも1番であって
その犯人にとっては
何よりも1番苦しいやろうから。
もう決めたんだぁ。
見えやん相手探すのも
見えやん相手憎むのも。
まなが決めたんやから
まなに二言はない。
短い夜一緒にいれただけで
これからの長い将来
ちょっと変わったわ。
ありがとうなぁ(≧ω≦)
まな



