医療の本当の役割は、人が病気にならない、
社会システムを創ることにあります。
そのため医師は発症学を学ぶ必要が
あるのではないでしょうか。
医師は1000体解剖すると、
人体の事が解るといわれ、
医師の実力は問診で問われます。
機械で数値を調べることは、
素人でもできる事です。
医師には鋭敏な直感力と、
病気を観るのではない、
病人を看る優しさが必要です。
また、医師の仕事は限りある命。
死に行く肉体を相手にしているため、
出口がありません。
そのうえ、社会ではヒエラルキーが高いので
「医者だろう~」という念をかぶる。
だからストレスが高いのです。
そこで医師は、本当は死を直視し、
死学を(デスエディケーション)
学ぶ必要があります。
死をみつめると
生の価値が理解でき、
どう生きていくか明確になります。
すると他人の生までが
ありありと見えてくるのです。
医師と教育者と宗教家。
この3つの仕事は大変だろうけど
プロになることに
徹するしかない職業ですね。