ストレッチングの効果
➀ 可動域を広げ、柔軟性を高める。
関節の柔軟性は年齢と共に低くなります。
その原因は骨格筋の萎縮、関節軟骨の硬化や
磨耗、関節の変形など。
柔軟性が低下すると姿勢が悪くなったり、
腰痛や肩凝り等の整形外科的な問題を
引き起こす事があるので注意が必要です。
ストレッチングによって、関節の可動域を広げ、
柔軟性を高めることは運動の能力の向上だけでなく、
健康的な日常を送る上でも大切なポイントになります。
② 血液の循環を良くし、疲労を回復する。
使用した(繰り返し収縮させた)筋肉を伸ばすことによって、
筋肉の血行が良くなってくる。
それは、酸素や栄養を運ぶ血液が筋肉の隅々に
行き渡ることで疲労物質は取り除かれ、
筋肉の再生が促される為。
筋肉は収縮運動を繰り返さなくても部分的に固くなります。
(これがいわゆる、コリ状態です。)
長時間同じ姿勢で座っていたり、同じ動作を繰り返し続けた後に
筋肉をほぐしてあげることで、コリやバランスの悪化も防ぐことが
できます。
➂ 障害予防とリラクゼーション効果
関節の可動域を広げ、筋肉に刺激を与えるストレッチングは
運動前のウォーミングアップ、障害予防に適している。
また、トレーニングによる疲労を和らげる為のストレッチングは
使い過ぎによる障害や慢性的な運動障害を防ぐ意味もある。
この他にもトレーニング前後のストレッチングの時間は
トレーニングへの集中力を高めたり、トレーニングの
ストレスを心理的に和らげるリラクゼーションの効果もある。
※ウォームアップ(W-up)&クールダウンの際のポイント
W-upとして行う際は運動で使用する部位を重点的にストレッチします。
例えば、走る種目なら、大腿部、下腿部、体幹部などです。
運動後は使用した部分をW-upの時よりも入念に行うこと!
激しく疲労している時はアイシングやマッサージと併用するとより効果的。
寒い時期は軽く温めてから、(自転車・ウォーキング等)行いましょう。
この際には、ダイナミックストレッチがお勧めです。
(今後、1つ1つ取り上げて行きたいと思います。)
お立ち寄り下さり、ありがとうございます