【イントゥ・ザ・ワイルド】
http://intothewild.jp/top.html


監督&脚本はショーン・ペン。
10年かけてアメリカのベストセラー小説【荒野へ】を映画化。

アカデミー賞、グラミー賞、ゴッサム賞作品賞受賞ノミネート、ゴールデン・グローブ賞受賞王冠
…と聞けば、気になるよなぁ。

( ・ิω・ิ)とにかく、映像は半端なくよい!

アメリカの雄大な自然が圧巻!映画ならではのスケール!
心地よい音楽が、その壮大な映像を引き立てる!
こーゆーのこそ、大きなスクリーンで観なきゃっ揺れるハート

主演のエミール・ハーシュ(今まで知らなかったけど、とっても素敵!)
の演技もよかった~。演技とは思えないほどナチュラル。
だんだん痩せていく(最初と最後では別人!)し、役者さんって大変!

内容は賛否両論かも。ストーリー展開が緩い分、若干2時間半が長く感じる。
でも、仕方ないのかなぁ…とも思ったり。

裕福な家庭に育った優等生クリスが、ある日突然、車を捨て、貯金を全て慈悲団体へ寄付し、
現金もカードも燃やして、アラスカへ旅立つが、2年後謎の死を遂げるという、実話。
勿論、彼のその2年間が映画に詰まっている。

いくら両親が抑圧的やからって、不自由なく育って、頭もよいのに、一切の連絡を断って旅に出て、2年後に死体で発見されるなんて、親不孝以外の何者でもないって言われるかも!?
でもきっと彼にとっては、この2年間が人生で一番幸せな時間やったんやろうなぁ。。
感じ方は、人によって違うやろうし、それぞれで良い。
でも、彼の人生をあまり否定せずに観た方が、お得なストーリー。

あと。観終わった後に、どんな気分になるかも重要。
これは、本当に亡くなった人の悲しいお話を観たとは思えないくらい、
心地よい余韻に浸るのは、彼が豊かな時間を過ごしていたから、かと思うウインク

ドラマチックな展開やファンタジーが好きな人にはつまらないかもやけど、
映画と思わずに、旅の記録って視座から観ると、面白いかも!?
自分では絶対に一生訪れないであろうアラスカの素晴らしい景色は、
一見する価値アリ!

雪山とイヌイットとオーロラしかイメージになかったアラスカ。
( ・ิω・ิ)ガラリと印象変わったわ。