満開だった桜の花も、今、ひらひらと風にその身を委ね、皆へ春の喜びを告げた役目を終え、ゆっくりとゆっくりと舞い落ちています
はなびらの落ちた地面は、まるで花びらのじゅうたんのよう
きれいだな。。。。
先日、入院中にハートブーケのイラストメッセージを贈ったお母さんから、こんなメールをいただきました
H君は元気にしていますか？
TはH君のこともママのことも覚えていますよ。
入院中にいただいた「ママ ありがとう」を読んであげたら、なんでTの気持ちがわかるの？と話していました
心が救われる思いがしました。
そこで、その様子をもう少し教えてほしいとお願いしました。
すると、お返事のメールには。。。。
直接頂いたのはTなので「Tからママへの手紙なんでしょう
読むね」
読み終えるとTから「これは、誰が書いてくれたの」と質問され「H君のママ」と答えると「何故、Tが思ってる事をH君のママがわかるの」と言ったのです
「Tはいつも、こんな風に思ってくれてたの」に「うん」と答えてくれました
Tが初めて手紙を書いてくれた時を思い出しました。
筋力が弱く鉛筆を持って書く事が苦手なTが、間違いながらも、『いつもありがとう』と自分の意志で折り紙に書いてくれた事。
８文字の中には、きっと色々な思いがあったんだろうと『ママ ありがとう』を通して感じる事ができました。
健康な身体に生んであげられなかった事は、親にとってとても辛く悲しい事ですが、Tの思いを聞く事ができ、心が救われました。
今、ここに生かされている事に感謝して
笑顔を忘れずに楽しく過ごしていきたいな
と思います
T君の折り紙にしたためた「いつもありがとう」の8文字に込めた母へのおもい。。。
筋力が弱く鉛筆を持って書くことが苦手なT君。。。。
一文字一文字、一生懸命に書いたんだ
「いつもありがとう」の気持ちを大好きなお母さんに伝えたくて
胸がじーんと熱くなった
『ママ ありがとう』の文章に
「なぜ、Tが思っていることをわかるの？」と言ってくれたT君
あなたの気持ちをそのままに『ママ ありがとう』に表せていたとしたら
ほんとうにうれしいよ
このメッセージはね、今のT君と同じ9歳の男の子から感じて書いたメッセージなの
その子はね とても勇敢だった
とてもとても強かったの
ママにね 「ママ ありがとう」の気持ちをとてもとても伝えたかったの
どうしても！
どうしても伝えたかったその気持ちを『ママ ありがとう』のメッセージに大切に綴ったの
その子の気持ちとT君の気持ちは同じなんだね
二人ともお母さんが大好きなんだ
お母さんがどんなにあなたを大事に思っているのか
どんなに守ろうとしているのか
あなたには ちゃんと伝わっているんだね
あなたは、賢い子
そして、素敵な子だね
T君、あなたの笑顔、H君ママは大好きです
あなたのママの笑顔も大好きです
また入院で一緒になったら、HとH君ママと遊んでやってね
T君へ
愛をたくさんたくさん込めて
愛つむぎの会 ハートブーケメンバー一同
T君のお母さん、メールありがとうございました
お二人のこのやりとりは、きっと多くの方の心にも、大切なものを届けてくれるはずです
闘病のわが子に寄り添う日々は、様々な心の波に襲われますね
どうか、どんな時も心に愛を呼び起こしてくださいね
T君を愛しいと思うとき、心がポッと温かくなる
あの温もりが愛です
毎日毎日頑張っている自分自身のことも、しっかりと抱きしめてあげてくださいね
私たちは、わが子に選ばれた母親です
その気持ちに、自分自身の生が終わるそのときまで、とことん答え続けていきましょうね
大丈夫！！一人じゃない！ 私たちもいつもここにいてエールを送っています
「ママ ありがとう」
ぼくのありがとうの気持ちをどうやって伝えればいいんだろう・・・
辛い処置の時 いつもぼくに寄り添って力強く励ましてくれる
ぼくは ぼくのそばにママがいてくれるだけで強くなれるんだ
治療がいやになった時 「ママがついているでしょ」と言って 優しく笑ってくれる
ぼくは その顔を見るだけで もう一度がんばれるエネルギーが湧くんだ
ぼくは ぼくの病気を知ってる
本当を言うと とっても不安で怖いんだ
だけど ぼくには一番強力な応援団がいつも強く笑ってそばにいてくれる
だからね ぼくは また笑えるんだよ・・・闘えるんだよ・・・
そして 心の中はママへの“ありがとう”でいっぱい・・・
“ありがとう”でいっぱいのぼくの心は 病気にならなかったよ
「ねえ ママ ありがとう ありがとう」
ぼくにありったけの愛を注いでくれて
ぼくに強さを与えてくれて
ぼくにいつも寄り添ってくれて・・・・ほんとうに“ありがとう”
ママにぼくの両手いっぱいの“ありがとう”をここに贈るよ
覚えてて・・・ぼくの心は
“ありがとう”でいっぱいなんだ