フライホイールのTマークとカムギヤの○とシリンダーヘッドの切り欠きを合わせる。
普通はこれしか説明されていないのではないだろうか。
しかし上死点には圧縮上死点と排気上死点の2ヶ所ある。
前回といっても5年前の話しだがリトルカブに台湾製80ccボアアップキットを組み込んだ際
どういうわけか排気上死点の状態でカムギヤの○印とシリンダーヘッドの切り欠きを合わせしまった。
困った事にその状態でもエンジンは始動してしまうのだが、高回転まで回らない。キットがハイオク仕様だったのでろくに走れないリトルカブでガソリンスタンドに行きハイオクを入れたけど全く変わらず、アクセルワイヤーがおかしいと思いキャブレターのスロットルを路上でバラすとバネがぴょーーーん⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝と飛び出して行方不明で終了という経験がある。
その後現在も使用しているクリッピングポイントのキャブレターを購入し、カムギヤの位置を修正し無事にパワフルなエンジンに生まれ変わった。
そんな失敗をバイク弄り初心者の方々が繰り返さないよう、圧縮上死点の見分け方を動画にしてみた。
やり方は簡単
フライホイールホイールのTマークを合わせてをレンチで左右にまわす。
当然カムギヤの○印は切り欠きに合っている前提。
その状態で以下の動画のように
タペットが動いたら排気上死点。
残念ながらカムギヤの取り付けが180度ズレてます。
圧縮上死点の場合バルブはシリンダーヘッドに密着しているのでタペットも動かない。
次にフライホイールを1回転させて再びTマークに合わせて同じようにフライホイールをレンチで左右に回す。
すると先程とは違う動きをするはずである。
文章で説明するのって難儀ですね。
Tマークはここを開けると見える
フライホイールに刻まれている。
中央の穴にレンチを入れて左右に回す。