また本を読み始めた。

 

だから荒野

 

自宅からそう遠くないところにある公民館に置いてある桐野康夫先生の蔵書を全て読破しようと心に決めたわけではないのだが、体が勝手にそういう方向に動いている。

 

 

 

家の掃除やバイクイジリを始めるきっかけも同じことなのだが自分の意思というよりは何となくそれが始まってしまっているといういつものパターン。

 

昨夜読み終えた「魂萌え!」同様

またしても主人公は専業主婦

家事が苦手な46歳という設定

 

 

ネタバレになるが

愛のない家庭に嫌気がさし

夫と息子2人を置いて家を飛び出す所から物語りは始まる。

 

最近小説を十冊近く読んで思ったのだが

本は読み始めの1/4ぐらいまでが1番面白いかも…

 

話の落としどころと言うか、起承転結の結び部分と言うのか

桐野夏生先生の本では シンデレラのようにその後もずっと幸せに過ごしました。めでたしめでたしというエンディングはなかったと思う。

 

 

だからといって 最後主人公が不幸になるというわけでもない。

 

思い返してみると 自分の人生も同じかもしれない。

 

1999年に人類が滅亡するという大予言を真に受けたふりをして 後の事を考えずにとりあえずやれることをやっておこうと思い突っ走っていったあの時代が本に例えると冒頭1/4あたりだったような気がする。