トリプルワークをして気づいたことがある。
3箇所の 収入合計が 1ヶ月 30万を超えても 失業保険の対象となるのは一箇所の勤務場所だけ。
トリプルワークを1年勤め上げたからと言って失業手当算出額の対象は30万円ではないのだ。
そもそも 複数の勤務場所で働いているからといって3箇所共に失業保険に加入できるシステムになっていないのだからそれも当然だ。
トリップワークの場合、どんなに長時間働いても 一箇所の勤務場所で残業の対象にならない限り 総計した労働時間 で1日8時間以上働いても 残業 の割増は全くない。
最低賃金で働いてる人は最低賃金のまま 一週間に7日間働き続けなければいけない。
さらにトリプルワークでどんなに長時間働いても 一箇所での労働が基準以下であれば 社会保険加入の対象にはならないということだ。
プラスチックが石油からできるのと同じようによく知られた話だが社会保険料というのは雇用主側が半額負担しなければならないので結構な出費になる。
それほどブラック企業でなくてもできるだけ 社会保険料の負担を減らしたいと思い 主婦のパートタイマーや高校生のアルバイトを雇用し続けるのだ。
昨今ダブルワークを推奨する雰囲気もなきにしもあらずだが 雇用主にとっては、 給料がもっと欲しかったら他で働いてね 。 と都合が良い風潮のような感じがする。
一方末端の底辺労働者は残業手当 もつかず社会保険にも入れないまま長時間労働…
古今東西資本家の富は弱者からの搾取によって成り立っている。
それは今の日本でも 変わっていない。