イモリを始めてみたのはペットショップ。

その後もイモリの生息地に行く機会がなかったので野生のイモリを見たことはない。

 

プラナリアを初めて知ったのは小学校の図書館

もちろん、実物ではなくこういう生物がいると本に書かれていた。

こちらは、いまだに実物をみたことがない。

 

実は、この本のプラナリアについての記述、その時は嘘だと思っていた。

プラナリアの再生能力が高すぎて、そんな生物いるわけないじゃないか

としか思えなかった。しかも、昔の本なので写真の掲載はなく、挿絵というかイラストで解説されていた。

 

その後、図書館の他の書籍にもプラナリアが掲載されて徐々にプラナリアが存在している事実を受け入れたという経緯があった。

 

SFというのか、スペースオペラ的な小説だと

敵軍との戦闘で手足を失った戦士の欠損部位が、イモリを研究してつくられた再生技術で蘇る。そんな記述があった。

 

 

 

あの小説を読んでから、既に半世紀以上経過しているのに、IPS細胞を利用した再生医療がようやく実用され始めたところ。

 

イモリの研究も進んでいるのだろうが、ほ乳類にそれを応用できる日は遠いように思える。

 

例えば、家畜や家禽を殺すのがかわいそうなら、片足だけ収穫して食肉として

新しい足が生えたら、古い脚を収穫。それを続ければ寿命が尽きるまで…

いや、殺さないこちらのほうが残酷だろう。

 

人間への応用

実は懐疑的であるだけではなく、

必要がないような気がしている。

 

たとえば車いす利用者が自由に行動できる社会

インフラだけの話ではない、街の人々が哀憫を含んだ奇異な目で見て見ぬふりをする社会ではなく、普通に通りすがりの人となり、普通に接し、助けがあればそれを頼め、快く引き受けられる社会を実現した方が現実的だと思うからだ。

 

 

 

 

 

図:イモリの水晶体再生の過程

 

ウーパールーパーも高い再生力があるらしい