今の家に引っ越してきてから購入した

フィリップスの充電式シェーバー

たしか5000という品番の製品。

 

ここ最近充電しても1回も髭剃りができなくなってしまった。

要は電池の寿命が尽きて死んでしまったのだ。

 

買い替えると数千円

刃はまだまだ使える

嘘か本当か知らないが

フィリップスのシェーバーは髭剃り中に刃を研ぐ構造になっているとか

どこぞでそんな記述を見た記憶もある

 

 

数千円の出費を節約するために

暇人の特権を使って

ダメ元で電池交換をしてみることにした。

 

以前某国産メーカーのシェーバーの電池交換を試みた際には

基盤のフィルム配線を切断しないと電池まで到達できない構造になっていたので挫折したことがある。

なお、このメーカーは電池を分別して捨てるように廃棄時の電池取り外し方法まで説明書に記載

でも電池交換はさせませんよ。買い替えください的な方針。

 

はたしてフィリップスというメーカーのシェーバーは電池交換可能なのだろうか?

 

 

 

 

 

ネジはわずか一か所

特殊形状だがマイナスドライバーで緩めることができた。

ネジが一か所だけということは

後はプラスティックの爪でパチンパチンとはめ込んであるだけ

 

ギターピックや不要なカード類を隙間に挟んで

割れてもいいやという思いきりの良さと共に

適度なビビりを加味した力加減で

 

多分10分程いじっていたら外れた

しかし電池の姿は全く見えない

もしかして分解できない構造とか?と不安に……(笑)

 

先に刃の部分を外した方が良いと後から気づいた。

 

メインユニット部もプラスティックの爪ではまっているだけ

先ほどの外側のシェルを外す時よりも更にダメ元破壊覚悟の力を込めて

あーだこーだと10分ぐらいいじっていたら何とか外れた。

 

これが取り外したメインユニット

フィリップス社の美学なのだろうか

通常見えない部分なのに美しい

しかし、電池はまだ見えない

 

なお、これをみて人造人間キカイダーが頭を過り、1分間ほど過去にタイムトリップしてしまったもよう

 

このプラスティックのカバーも爪で留められているだけだったが

簡単には外れなかった

結局再起不能になるまで透明カバー側の爪を広げて取り外す力技で対処

 

ついに電池まで辿り着いた

サイズは単4型

 

電池はスポット溶接で接合されている

 

反対側もスポット溶接で直列につながれている

 

使用した電池はこれ

ボナイとしか読めない

 

中身は結構かっこいい

しかも2年間保証付き

標準の電池容量が750mなのでこちらの方が充電頻度が減るのだろうか

 

 

 

とりあえず電池をセットしてみたところ

スポット溶接で固定された端子部分は引っ張ったら取れました。


電池を結合しなければならないので部品を取り外して

 

やりたくないけど半田付け

 

端子と電池にこんなものを塗る

これを使わないと半田がくっつかない

 

 

 

 

超絶汚い仕上がりだが

 

テスターで電圧をチェックしたところ無事に2.4V越え

くっついていることにしておいた。

 

反対側の端子は面倒なので半田付けを省略し

スイッチオン!

オレンジのLEDが点滅している

ということは接続成功!

 

充電器をつなぐと充電中を示す白いLEDが点滅

 

組み立ては

プラスティックの爪をはめるだけなのだが

爪を広げ過ぎて機能しなくなったのでテープで留めておいた。

防水性能は大劣化確実(笑)

 

ケースをパコっとはめて動作確認

無事充電中

 

後は満充電になるのか

電池の固定がいい加減なので

衝撃は極力避けた方がいい

 

結局作業時間は1時間程

はんだごてセットを持っている人で

工作とか好きなら難易度は低い

 

プラスティックの爪を外すのが最大の難関だった。