皮肉な事に憎悪による対立は
愛による融和より
お金になるようだ。
それによって得た富で
微細な憎悪の種を世界の隅々まで散布し
今では人の心の中にもその憎悪が当たり前のように入り込み、人は人を蹴落とし自分が這い上がる事を競争の勝者の特権として受け取る事に何ら抵抗を感じていない。
蹴落とされた敗者もまた
妬みという名の憎悪を心の内に秘め
その憎悪を発散する対象となる弱者を求める、そう敗者である自分を否定するが為に…
妬まず蔑まず誹らず羨まず
共に称え助け合う
そんなことになったら
富の収奪機能が停止してしまう。
今
どの程度の人が
戦時下に暮らしている事をじかくしているのだろう。
日本のド田舎が空襲されなかったからと言って
日本が戦争をしなかった
こんな理屈で
日本は平和だ。
そう
表向きは…
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