受験というものに縁がない楽な生き方を選択した真夏さんは、日本の大学事情にうとい。だから芸大がどういうところで、どのくらい凄いところかよくわかっていない。
たぶん、芸術分野の東大、京大のような位置づけなのではないだろうかと思っているが、単なる受験勉強とは違う専門性も選考基準に加えられているだろうから・・・そこに入学するだけで、それ以上にいろいろ凄いんだろうと勝手に推察している。
そんな芸大エリートとは対極の所にいる真夏さん
カラオケバトルに芸大出身の人が出場するときは、ついつい異次元の歌唱力を期待してしまう。ステレオタイプで見てしまうとでもいえばいいのだろうか。
ところが、過去この番組ではその期待がことごとく裏切られてきたような記憶がある。
昨夜のカラオケバトルでも芸大出身者の結果はいつものようなものだった。
別に貶すつもりはないが、音楽素人の真夏さんが聞いても、もそれほど素晴らしい仕上がりとは思えなかった。この歌は以前滞在していたフィリピンでも大人気で歌の強者達がこれ見よがしに歌唱力を誇る歌だったように記憶している。今回の芸大出身の出場者の歌は、正直圧倒的な迫力があるわでもなく,聞いていてこれはやばいんじゃない?学校の音楽の時間の歌い方みたい、これって点数意識し過ぎ?自らの構築した殻の中で小さくまとめてしまった。そんな感じだった。機械採点の結果も本人が思わず「低すぎる」と言ってしまう97点台という妥当な評価を下していた。
なぜこうなってしまうのだろう、それが素朴な疑問だ。
芸大がこんなものだと思われたくない的な発言をしていたが、本当に芸大はこんなものではないと思わせる歌を今回の出場者に次回は披露してもらいたい。
97点台という決勝進出には絶望的な点数で勝者の席に座り、当然のようにそこから立ち去り悔し涙、本当に悔しいんだと思う。その姿をみていたらもらい泣き。
がんばってくださいねと軽く言いたくはないが、根本的な戦略から練り直してみたらどうだろうか。芸大はこんなものじゃないを有言実行してくれることを期待してしまう。
芸人さんが全身タイツを進めていたが、まんざら笑いとるためだけに言った言葉ではないだろう。
選曲はこの番組でもたまに歌われる、いきものががりの「エール」なんかがいいのではないだろうか。ともかく自身の魂とシンクロ率400%くらいで、見ている者が畏敬の念を抱くようなパフォーマンスを見せてほしい。
山崎真礼さん、次回はあなたのうれし涙が見られることを影ながら期待してます。
今回の番組
やはり海藏さんが別格だった。
これはもうこうなることが予想されていた。
こんな自由に歌っているようで容赦ない高得点をたたき出す。海藏さんはもちろんすごいが、人間が聞いて凄いと思うパフォーマンスにしっかり高得点を出す機械採点も凄いそんなことを思った。
PS.
やはり、神童佐久間彩加さんに出場して女王城南海様と対決してほしい。