日本年金機構のHPによると
今年の8月から施行されるようだ。
生活保護を当てにしている人もいるだろうが、その制度がいつまで今のレベルを保っていられるかは未知数だ。
少なくとも自力で老後の収入を確保したいと思っている人で、年金未納の人はこの数字をよく見比べてほしい。
20歳から60歳になるまでの
40年間納付の場合。
満額の老齢基礎年金を受給できても、その金額は780,100円(平成28年度額)だけ。
月額65,008円
これは厚生年金や公務員共済組合に加入していなかった人
25年間だけの場合
満額の老齢基礎年金が780,100円なので、780,100円÷480ヶ月×300ヶ月=487,562円
月額40,630円
これならなんとかベトナムで生きていけそうな金額。でもそれは今日現在の現地の物価の話だ。日本だと家賃支払いがやっとか・・・光熱費はどうする?
10年間だけの場合
780,100円÷480ヶ月×120ヶ月=195,025円
これを12ヵ月で割ると
月額16,252円
これだとベトナムの高卒初任給と同等くらいだろう。
まあ、要するに10年収めたから後は未納という戦略はあまりにも無謀と言わざるを得ない。
昔インドで1ヵ月$100で旅行をしている旅人に会ったことがあるが・・・・
カラ期間が無意味に
海外で生活していると年金を納める義務がなくなる、任意で納めることは可能。
例えば10年間海外で過ごしていた人は10年間をカラ期間として15年間支払えば受給資格を得ることができた。
しかし、今後は10年間支払えば受給資格期間となるので、上記例のようなカラ期間は意味がなくなる。もっとも受給できる金額に変わりはない。
現在ワーキングプア階級に不本意ながら帰属している労働者は
仮に厚生年金に加入していも支給額はそれほど良くはならない
ということは大量の非正規雇用者が年金受給年齢を迎える今から10年後の日本は貧困老人大国になってしまうことが確実なのではないだろうか。
死ぬまで働くという選択しかないワーキングプア
貯金などは考えずに
浪費三昧といってもたかが知れているのだが、買いたいものは買い、やりたいことをやり、行きたいところに行っておけ、そう体が正常に機能している間にだ。
なんとかするか、なんとかなるか
これぞまさに
Active or Possive
生きる意味がなければ無理して生き続けなくてもいいのではないだろうか
以前小笠原行の定期貨客船で勤務していた時、乗船時の乗客数と下船時のそれが合わないことが年に何度かあった。ただ、この場合上手く飛び込まないと水死ではなく船のスクリューに巻き込まれて死ぬことになる。待てよ、その方が苦しむ時間が短くていいのかもしれない。
やっぱり生きている間に後日後悔しないような日々を送ることが大切だ。
と自戒の意味を込めて書いてみた。
縁台で将棋を指すご隠居様は古き良き時代を象徴する光景になってしまうのだろうか