社会が不安を煽る時
日本人は子供の時から不安感を煽られながら育てられてきた不幸な社会に生きていることを自覚していない。
今でも言われているのだろうか、勉強しないといい大学に入れませんよ。いい大学に入れないといい会社に入れませんよ。
それを言う人は、本当にいい大学に入った経験があるわけでもなく、なんとなく周りのみんながそういっているからそれに追従しているのだけなのだ。バカ親の息子が東京大学にいけるようになるとは思ってもいないし、現実にそうなるような指導法を実施するわけでもない。
結局子供が学ぶことは人には優劣があり、平等とは名ばかりという現実だけ。
今の子供は大きくなったら会社員になりたいそうだが、その会社員をやっている大人が社畜などという物騒な言葉を生み出している。小学校の社会科の教科書に社畜を載せた方がいいと思う。
ちょっと前にはワーキングプアがしきりに取り上げられていた。
年収300万円以下はワーキングプアと定義し、それまでその収入で平和に暮らしていた人々を上から目線で貧乏人と認定し不安を煽っていた。
今は下流老人
生活保護以下の収入で暮らす老人をこう定義するらしいが、それで生活している人がいるということは生活保護を減額し本当に最低限の生活ができるレベルの支給額にすれば下流老人は大幅に減少する。
まあそれはともかく、そうならないためには退職までに3000万円は容易しておきましょう的なはプロパガンダで景気を悪化させるとう悪循環。日本の景気が悪くなって喜ぶのは周辺敵国ではないだろうか。
ほとんど結論を言ってしまったようだが
教育問題はさておき
貧困問題はかならず生活保護と対比され、これなら生活保護の方がいいという結論をほのめかしている。
これは、真夏さん的にベーシックインカムへの土壌を整えているような流れとしか思えない。
しかし金を貰えるからいい制度などと安易に喜んではいけない。
ただほど高いものはない、そういう結末になることは明白だ。
一月数万円の支給の為に
われわれのプライバシーは大幅にはく奪され、いままで政府が介入しなかった分野まで管理されるようになる。つまりは共産主義国家への第一歩、それを進めるための大衆への餌がベーシックインカム制度なのだ。
たとえばベーシックインカムを頼る生活を続けたら、今の政府には逆らえない。なぜならベーシックインカム制度を廃止するような政府が誕生するリスクがあるからだ。
ベーシックインカム貰ってるから防衛費がGDPの2%超えてもいいか。
そういう展開にもなる。
クレジットカードの初年度会費無料と同じように、ベーシックインカム制度を利用するには、政府への奉仕が義務となりました。政府への奉仕はすなわち労働奉仕、徴兵制度の復活である。
われわれ庶民は自ら貧乏から脱するか、低収入でも幸せと思える生活を探求するしかないのではないだろうか。