以前このブログで取り上げたコロッケ鉄道が掲載されていたので一部転載
[2016年12月19日]
『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。
報道情報番組『ユアタイム~あなたの時間~』(フジテレビ系)ではメインMCを務める人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴(つづ)るコラムだ。
今回は、鉄道好きの彼女が期間限定の“コロッケトレイン”に乗った体験を語る!
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少し前になりますが、「コロッケトレイン」に乗るために、茨城県の龍ケ崎市に行ってきました! このコロッケトレインは、期間限定で走るいわゆる“イベント列車”だったんですが、まずこの列車が生まれた経緯をご説明したいと思います。
茨城県の龍ケ崎市では、10年以上前からコロッケによる町おこしに取り組んでいます。市内のいろんなお店が開発した個性的なコロッケを総称して「龍ケ崎コロッケ」と呼んでいるそうなんですが、今年、この龍ケ崎で「第4回全国コロッケフェスティバル」が開催されたんです。
それに合わせ、地元の竜ヶ崎線を走る鉄道がコロッケトレインになったんですね。コロッケも鉄道も大好きな私にとっては一挙両得ということで、友達と龍ケ崎に行ってきました。
竜ヶ崎線は、JR佐貫(さぬき)駅を起点とするたった3駅のローカル線です。終点まで5kmもないので、あっという間に着いちゃうんですが、田園風景のなかをかわいい1両編成の列車が走る光景は、鉄道ファンの心をかきたてるものがあります。実は、日本の旅客列車としては初のワンマン運転を導入した路線でもあります。
この竜ヶ崎線の車両が、コロッケフェスティバルの期間中、どんなふうに様変わりするかというと……。すべての吊(つり)革の持ち手の上に、コロッケがつきます(笑)。もちろん本物ではなく、食品サンプルです。車内の広告スペースにも、コロッケ格言が張り出されていました。